【愛蔵版】新世紀エヴァンゲリオン

西向 小次郎

小説

1,532文字

「しかし、どうやってパチスロ化しようか…」

庵野秀明監督の苦しみをパチンコ、パチスロメーカーにそのまま渡すような映画が、そこにはあった。

「…やられましたね」

「Bistyをナメてるな、庵野くんは」

「向こうがその気なら、こっちにも提案がある。エヴァンゲリオン物語でいこう!」

「エヴァンゲリオン物語?」

「うちがSANKYOの傘下である利点を生かす」

「技術者泣かせの映画ですね、まったく」

「生存者が居ることを知らせているだけ価値はある。俺たちがここに居る価値もな」

「宇多田ヒカルの曲を2曲もぶち込んじゃうとか(笑)しかもエンドロールですからね」

「GAINAXの名前が無いのが、一番の見せ場だからな」

「あ、それ僕もそう思います。庵野さんGAINAXのこと、やっぱり好きなんでしょうね」

「男は結局のところ、嫌いになる方法知らないからなぁ」

「だはは!」

「おまえ、エヴァンゲリオンの中だったら、どの女がいい?」

「そーすね、って、そうゆーの普通発言者が先に言わないっすか?」

「アスカだな」

「いや、そーすけど」

「確かに。あんなん現実にいたら嫌いな男居ないだろうな」

「結局、ユイの良さがいまいち分からんかったですよね?」

「だって、ゲンドウの女だもん」

「そーいうこと?」

「そーなるとゲンドウって少しは見所あるか」

「綾波は?」

「綾波は、、おそらく、いや、なぜかそこそこの人気がある。特に飾って置くのに適してる感じ」

「エヴァンゲリオンに初めに乗ってたんですよね」

「そーいや、そーだな」

「最後の最後まで実験台にされた感ありましたね」

「エヴァを終わらせて、シンジを生かしたのは綾波だろ」

「どうでしょう?綾波が最初からエヴァンゲリオンに乗らなければアスカとシンジだけでも良かったような?」

「おそらく、その辺りは冬月が絡んでるだろうな」

「個人的な想い入れがあるんすか?」

「何も無しにあんな組織のトップに居る人間いねーだろ」

「ほー」

「なんか知ってんすか?」

「いや、知らんけど。知らない方が面白いことあるじゃん?」

「今回の庵野も知らない人間の意見は聞きたがってたよな」

「ただ、知らない人間は意見してくれないんだよなぁ」

「どっちでしょうね?知らない人間に意見されて喜ぶ男でしょうか?」

「煮詰まり度にもよるかな。俺なら」

「大概そうでしょうね。普通と言う人達は、」

「我々は、どうすべきでしょう?」

「多分ね、庵野監督がコダワルことを幾つか取り入れるのよ。あーやってみせるけど、頑張ったんだし。やりますよ」

「良かった。なんか文句だけで終わる会じゃなくて」

「全然文句なんか言ってないじゃん。あ、てか、作中も大した文句無かったっけ(笑)」

「それを文句と言うでしょうが!」

「だ。ボーナス確定のシーンねぇし!」

「マリが居る!」

「あいつはホント…」

「でもさ、あの映画が失敗って言われるのを背負うのってマリじゃない?」

「俺たちは失敗とは言わない、為にするの」

「ミサトさんっぽい」

「私たちのエヴァンゲリオンはまだ終わらないわ、打ち上げまではね!」

「シンジくんも少しは飲みなさい?」

「赤木さん…。って赤木リツコって名前で呼ばれてるとこあったっけ?」

「あるっしょ?」

「ミサトさんはリツコって呼んでた」

「おっ、口開いたか、シンジ」

「別に、、」

「さぁシンジ君、ピアノの時間だよ」

「シンジ君。いーんじゃないかな?ピアノ」

「シンジ、乗れ」

「父さん!」

「バカシンジはホントに乗って壊しそうね!」

「ふふ、碇くん」

「シンクロ率が上がってきているわ」

「MAGI、行動補足しました」

「碇、結局我々の発言は、最後になりがちだな」

「ああ、」

「But!その点、私に一日の長があるってな」

 

「エヴァンゲリオン初号機パイロット碇シンジです」

 

2021年4月1日公開

© 2021 西向 小次郎

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