第三章 第二節 故郷の想い

暗黒竜の渇望(第13話)

西向小次郎・らんた

小説

383文字

―そこは闇の洞窟
「タルウィよ、厄介なことに例の光の剣士がお前の故郷に来ているぞ」
ザリチュが言った。
行く先々で自分が破壊した街の人間を魔族にした者を光に帰しているという。
もちろん報告で知っていたが、そのスピードは計り知れないものだった。普通の魔
ではとても手に負えないとのことだった。
「大魔タルウィ、自分が大魔ならば、自分の友がやられている姿をみすみす見逃すで
ない」
「師よ、必ずや因縁の地にて光を滅ぼして見せます」
「期待しておるぞ」
だがタルウィが想っていたのはその場所であった。様々な場所を滅ぼしてはきたが
、その土地にだけは近づきたくも無かった。人間時代の無残な想いが蘇るからだ。だ
が、俺情をはさんでいる余裕などなかった。闇の力が弱まり、光の力が強まっている
。人々が再びアフラの神々を信仰している。
やむを得なかった。
夜になり次第、タルウィはその者の前に現れることにした。

2020年12月6日公開

作品集『暗黒竜の渇望』第13話 (全39話)

© 2020 西向小次郎・らんた

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