いつか王子様が

齋藤雅彦

小説

300文字

あなたは夢見る乙女。いつか白馬の王子様が現れると信じている。いっこうに現れないのは言うまでもない。ある日あなたは思い立ち、ヨーロッパ旅行に出かける。なぜなら王子様といえばヨーロッパだから。

 レンタカーを借り、田舎道をドライブしていると、道の真ん中に白馬が現れる。あなたはあわててブレーキを踏み、車から降りて追い払おうとするが、逆に近づいてくる。白馬の毛は、つややかで、甘い香りがする。あなたはたちまち白馬のとりこになる。あなたの耳元で、白馬がささやく。

「わたしは白馬の王子です。あなたを迎えにきました」

 いつの間にか、あなたは馬になっている。あなたと白馬は、軽くじゃれ合ってから駆け出し、森の中に消える。

2020年11月12日公開

© 2020 齋藤雅彦

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