宇宙天井理論

西向 小次郎

小説

788文字

NAXAの調査によれば…

どうやら此処が宇宙の天井らしい。

私たちは常に宇宙天井に激突し続けているようだ。

私はもう重量という概念を取っ払うしか無かった。森羅万象ある中で浮いている存在が私たちなのだ。

ややこしい話だが、地面に近い程”浮力”があって、地面から離れる程”沈力”があるということだ。

創造主的超人類側からの客観的な観測をした場合。通常立位時においては、人間の足裏は最も浮力があるし、頭頂部は最も沈力があるのだ。が、頭頂部に出口はない。

ここで、少し嫌な話をすると。

別に普通の話だ。

ただ、こういった話は入口を必要とするものなので、勿体ぶるのだ。

10数えるか。

10

9

8

7

6

5

4

3

2

1

0

これでいいか?

まぁ、横になった場合の話だ。

この時、最も浮力があるのは後頭部、背部、臀部に踵である。

で、最も沈力がある場所。それ即ち、ある状態時の陰部なのだ。出口もある。

これは、遂に発見・・だぞ。

ある基準において、沈力というエネルギーが発生する瞬間があるということだ。

更に、瞬間生じた沈力が浮力に変わり天井を超えていく。

これが膣内であれば生命が生まれる。

ある基準については調査中であるが、この理論、全く間違っているようには、私には思えない。日頃の鬱憤が消し飛んだ気分だ。

こうしちゃおれん、学会に発表する資料作り、あとNewtonに取材して貰うのと、銅像も発注しておこう。ノーベル賞受賞時の決め台詞も考えておかなければいけない。少し無精髭でも蓄えておこうか…

 

この理論はNAXA独自の研究による成果ではあるが、残念な話、現在の地球史において、至極逆行した理論であるため、全くと言って良い程に価値の無い理論である。真実を捉え過ぎた理論である。私はそう思う。

 

ある基準とは、おそらく”価値”である。

 

そうでなくとも価値はあるぞ、

私は追記した。

SEVEN

NEVES

これは私の自信の現れである。

 

2020年5月23日公開

© 2020 西向 小次郎

読み終えたらレビューしてください

リストに追加する

リスト機能とは、気になる作品をまとめておける機能です。公開と非公開が選べますので、 短編集として公開したり、お気に入りのリストとしてこっそり楽しむこともできます。


リスト機能を利用するにはログインする必要があります。

あなたの反応

ログインすると、星の数によって冷酷な評価を突きつけることができます。

作品の知性

作品の完成度

作品の構成

作品から得た感情

作品を読んで

作者の印象


この作品にはまだレビューがありません。ぜひレビューを残してください。

破滅チャートとは

この機能は廃止予定です。

タグ

この投稿にはまだ誰もタグをつけていません。ぜひ最初のタグをつけてください!

タグをつける

タグ付け機能は会員限定です。ログインまたは新規登録をしてください。

作者がつけたタグ

SF

"宇宙天井理論"へのコメント 0

コメントがありません。 寂しいので、ぜひコメントを残してください。

コメントを残してください

コメントをするにはユーザー登録をした上で ログインする必要があります。

作品に戻る