Flash Back #26

Flash Back(第26話)

菊地和俊

小説

639文字

混乱と同調#8

#6

人間生きていれば予想が外れることが幾度とある
今日の予想も外れている、なんでこんなに混んでいるんだ

 

たまたま早起きした月曜日、いつもの調子で支度して
家を出れる準備が整い時間を確認すると通常の出発時間1時間前だった
気持ちは会社に向かっていて今更くつろぐ気になれない

 

土曜に行った病院が臨時休業だったので
念のため会社のホームページを確認してみた
臨時休業はないが創立記念日で休みの可能性がある
詳しく確認していると社員食堂で朝食を出していることを発見した

 

会社がビルに入ってない人でも低価格で朝食を食べれる
朝食を出すのは試験的に今日から月、水、金曜日
誰が発案したか知らないが人は来るのか?

 

時間を持て余してることだし試しに行ってみた
会社の15階に着いた時、その光景に目を疑った
ざっと見て8割の席が埋まっている

 

メニューが豊富で後払いのビュッフェ形式
食事を選びテーブルに着いてトレイに置かれた品を見て和を感じた

御飯、味噌汁、納豆、焼き魚、目玉焼き、漬物
自分で選んでわかったのは欲している朝の日常
目の前に並ぶ日本の朝の家庭料理だった

 

窓際の席で景色を見ながら食べる朝食
始業時間はあるものの、会議やクライアントと打ち合わせ
時には自宅から客先へ向かったりするため出社時間は疎らだ
それなのに朝から混んでいるのは企画が当たった証拠だろう

月曜の朝に会社にいるのにリラックスして食事をしている
少しばかし旅行先で朝食をとっている気分に近かった

2019年7月28日公開

作品集『Flash Back』第26話 (全29話)

© 2019 菊地和俊

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