Flash Back #6

Flash Back(第6話)

菊地和俊

小説

552文字

憂鬱と快感#4

揺らめきながら左手から昇っていく煙をみて途方に暮れた
答えを探し出す術の答えが見つけられない自分はまさに無力
行き場のない疑問はタバコを吸う動作を停止させていた

右の大腿部に揺れを感じ携帯電話を確認したところ上司からの電話だった
12階に行き上司の話を聞く
眼鏡の奥からわかる眼光の鋭さで
「申し訳ないんだが」のオンパレードを絡ませながら
週1,2回の最近買収した会社の出向を頼まれた

早速来週から東京の本社勤務をしながら横浜の子会社でも働くのが決定した
本社は持ちビルだが横浜の子会社は賃貸
しかし子会社が入っている横浜のビルを買うなんて噂が出ている

申し訳ないが好きな上司もこの事を匂わせる発言をしていた

 

今回の辞令は自分が適任者なのか島流しのリストに入ったのか
そんなことを考えながら自分のデスクに座っていた
パソコンの右下に表示された時計を見ると15:30
そういえば昼食をとっていなかった事にきずいた
それにきずいた途端に腹が鳴った

空腹のサインを受け取ったものの食事をする気になれなかった
いや、職場から今すぐにでも離れたい
空腹よりも帰宅して今日あったことを整理して眠りたい
寝れば何とかなるのかわからないがここにいるよりかマシだ

体調不良の大義名分のもと自宅のベットの上に到着
空腹よりも疲労が勝利し微かに雨音が聞こえる

2019年7月27日公開

作品集『Flash Back』第6話 (全29話)

© 2019 菊地和俊

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