れもんの若い木々

応募作品

中田満帆

小説

7,395文字

タイムマシンにまつわる物語。あるいはアイスクリームについてのたわごと。

 

初秋だった。北部の田舎からでて、金が尽きてしまい、更生センターで寝てた。「ブルックリン最終出口」を読みながら。そこでは夕方の5時から朝の8時まで泊めてくれる。駅のすぐそばにあって、建物は小さいけど、心地よい清潔さがあった。労務者たちか、あるいはルンペンたちが、それぞれのスタイルを持って、畳ベッドに休んでる。まだ午后7時、消灯まで時間があまってる。ぼくが便所に立って、もどってくると、大柄な若い男が、ぼくのまえのベッドで力なく、うつろな眼差しで天井をみてた。ぼくは気にしないふりを決めて本をひらいた。
   きみは本を読むんだね? 
  ええ、そうですよ。
   ちょっと話を聴いてくれないか?
身の上話だろうとおもった。まあ、それだってわるかない。いずれ小説のねたになるかも知れない。ぼくは坐ってかれに顔をむけた。かれは話しはじめ、それはこんなものだったとおもう。

 

 

おれはこのあいだまで港で働いてたんだ。港湾労働ってやつで、荷降ろしや荷積み、品ものの仕分けもやってたんだ。もちろんフォークにも乗ってな。それがきのう馘になっちまった。きっかけは黒人の船員だった。やろうと知り合っておれはすぐに打ち解けた。ジャズの話しをしたんだ。ドルフィーとか、モンクとか、オルドロンなんかについて下手くそな英語で語りあったんだ。ちょうど休憩時間で一緒に飯を喰ってた。そんときだった、やつはおれに見せたいものがあるんだっていった。それでおれは仕事が終わったあとにやろうについてったんだよ。やろうは倉庫の裏手の、だれも来ないようなところからシートにかぶさったなにかを運んできた。
  なんだよ、それは?
   タイムマシンだ。
もちろん、そんな与太を信じるほどに螺子はゆるんじゃいない。ただやろうはいったんだ、こいつを験してレポートを書けば、600万はかたいってな。
  あんたがやればいいじゃないか?
   ああ、でも残念がらおれは健康診断で落ちたんだ。
   だから、日本人のおまえに頼むんだよ。
おれはやろうの眼を見た。やろうはシートをはぐってモノを露わにした。そこにあったのはアイス・クリーム売りの屋台車だ。──こいつはいかれてるか、ふるってる。あるいはふるってて、いかれてるにちがいない。
   金は山分けだ。
  わかったよ。
やろうは解説書を渡すと、「あとは頼んだ」といって呑み屋街のほうへ消えてった。いったい、何者なんだ? おれは屋台車を調べた。後部にタラップとレバーがあった。そしてブレーキも。おれはタラップに両の足を乘せ、レバーを引いた。かくして屋台は走りだし、ひとびとの注目を浴びながら帰ったというわけ。つまり、そのころはまだ棲むところがあったんだってなわけだ。屋台のどこに次元転移送置があるのか探した。そいつは冷蔵庫のなかにあった。おまけに時限ダイヤルもある。ただしその発動には燃料がいる。おれは酒と売女をそろえて、次の日にでも買いにいくことにした。すさまじい夜だった。たぶん金が入ったら、もっとすさまじくなるだろう。かの女の通り名は《蠍》だった。おれは仕事をさぼって市場へと繰り出した。肉屋の店員がおれに近寄ってきやがる。
   いらっしゃいませ。
  燃料が欲しいんだ。
   うちは肉屋です。
   スタンドなら表通りにあります。
   3年まえに潰れましたが、バイトの女の子はけっこうかわいかったですよ。
  いや、そうじゃない。鶏肉が欲しいんだ。
   なんてひどいことを。
  あんた、売る気あんの?
   もちろんいい挽肉がありますよ。赤身で。
  あいにく挽肉じゃあだめなんだ。
   きょうは挽肉むきの1日だとおもうけどねぇ。曇りだし、雨も降りそうだ。わたしなら挽肉にしますよ。
  いや、だめだ。やめとく。おれは社会によって弄ばれる悲しい生き物なんだよ、たぶんこれからもずっと騙されてるって知りながら踊りつづけるんだ。わかるだろ?
   わかります。──じゃあ、なにがいいんです?
  レバーを100鞍牟。
   なんと怖ろしいことを。
それでもけっきょくおれは鶏のレバーを手に入れた。肉屋は不安そうな、落ち着かない素振りでしばらくこっちを見つめてた。どうだってかまうもんか。おれはタイムマシンで別の世界にいってやる。過古を変えつつ、世界線を移動しつつ、おれが最高の人生を送れるだろうところへたどり着いてやる。レポート? そんなものはケツ喰らえだ。
帰ってきてマシンに肉を投入した。しばらくして焦げるみたいな臭いと、咀嚼音が聞えてきた。いったいなにが始まるってんだ? ダイヤルをセットしたがマシンはうごかなかった。おれは酔っていたし、庭のれもんの木にしょんべんして眠った。明くる日、文屋の知り合いに電話した。かれは最近競馬を憶え、おれに8千円の貸しがあった。
  もしもし、おれだ。
   金ならいまないし、おまえのくだらない短篇だって載せてやらないよ。
  金も短篇もどうだっていい。
  おれはタイムマシンを手にれたんだぜ。
   なら、とっとと幕末時代にでも消えてくれださいな、だ。
 まあ聞けよ、──おれは話した。ことのあらましから、報酬のことまで。少し喋り過ぎてしまったのかも知れない。かれは時間が空き次第、マシンを見に来るといった。
   やっぱりデロリアンなのか?
  いいや、アイス売りの屋台さ。
またしてもずる休みをして室にいた。トム・ウェイツの「バッド・アズ・ミー」を大きな音で鳴らし、隣の親子喧嘩を聞かないようにしてた。26歳の息子と67歳の父親が、もうずっと諍いのなかにあった。世相もよろしくない。吸血鬼のような政治屋どもが、それぞれの縄張りについてうだうだとやってる。こんな世のなかにあっても投票にいくやつはいるし、それでなにかが変わるとおもいこんでる痴れもので世界はいっぱいだ。他者を変えようとするのは不毛だ。おのれを変えたほうが手っ取り早い。──そんな浅ましい考察を繰り返してるうちに文屋は、いつのまにやら、おれの室に入り込んで、おれの非加熱麦酒を呑んでた。楽ちんだ、挨拶の必要もねえ。
   犬のアインシュタインは元気?
  生憎と犬は飼ったことがないんだ。
   だれが先に乗るんだ?
  8千円のほうだ。
   わたしは冗談はきらいだ。
  気が合うな、
  おれも冗談はきらいなんだよ。
  それとも利子をあげて8万にしてやろうか?
かれは観念したみたいで、おれの冷蔵庫を勝手にあけて、おれのカナディアン・クラブをおれのグラスに注いでくれた。そしておれの机のうえにおき、おれのほうへ差しだした。これで答えは決まった。おれたちは乾杯をして酒を呷ると、外階段を降りて駐輪場のはずれにある繁みへと歩いた。シートをかぶったマシンが隠してある。おれはそいつを引っ張って、かれの、やつのまえまで滑らせた。
   本気なのか?
  とりあえず説明書を読めよ、燃料は入れてある。
   原発でも襲ったのか?
  そんな必要はない。
  肉屋で売ってるんだ。──おかしな肉屋だったが。
 おれたちは説明を読み、操作方法とレポートの書式や提出期限について確かめあった。まずはやろうが実験台だ。おれは高見の見物と決め込もう。
   まあ、3日だな。
 それくらいあれば充分だろ?
  ああ、そんなところだ。
 健闘を祈る。
文屋は屋台を押して帰った。おれがどんなに勧めても、どうしてか乗らなかった。まあ、いい。おれはれもんの若い木々にしょんべんをして、室にもどった。親子喧嘩はまだつづいてる。おれはふと親父のことをおもいだした。やつは廃材で拵えたおかしな家に棲んでた。おれのことを召使いのように扱ってた。いまではプノンペンで身ぐるみを剥がされ、乞食をやってると聞いた。10年もまえの又聞きだから、プノンペンではなく、セゴビアの刑務所にでもいるのか知れない。
隣室の狂騒にぴったしの音楽はなんだろ? レコードラックを眺め、おれは股ぐらをさすった。そろそろ女の子を用意する時間だ。きょうは水曜日だから、本来なら《蝸牛》が来る。でも、そんな気分じゃなかった。あんな感傷主義者とはごめんだ。というわけでダイヤルをまわして《鋸鮫》に頼んだ。ちょいと攻撃的だが、知性のある女なんだ。それから3時間もあと、その女を後悔してるおれがいた。どこで機嫌をわるくしたのか、女はなにもかもに当たり散らし、持って来た映画を鑑賞しだした。それもホラー映画だ。おれはそいつがきらいだった。
  なあ、それはないだろ?
   きょうはそんな気分じゃないっていってるでしょ!
   カタツムリのなにが気に入らないのよ!
   カタツムリとやりなさいよ!
したかなくおれは映画につきあった。そそるものはなにもなかった。それでもかの女とシャワーを浴みるころには、わるい状態からどうやら快復したみたいで、冷えたシェリーを何杯かやってから、かの女のなかに突っ込んだ。
   また今度!
  もちろん!
電話が鳴った。文屋からだった。えらく昂奮してる。なにをいってるのか、はじめわからなかった。よくよく聞けば、時間旅行に成功したらしかった。でも、なにかがおかしかった。
おい、こいつのおかげでいい記事が書ける! なにしろ、なんでもわかるんだ!──それから長ったらしい歴史の講釈が始まった。帝銀事件?──下山事件?──北関東少女連続誘拐殺人?──小学生の売春組織?──おれにはどうだってよかったが、ともかくマシンは無事だったらしい。帰って来れたんだ、おなじ世界線ってやつに。やがてやつの声が遠のいてった。通信がよくないんだろう。
  レポートはまかせたぜ。──そういって電話を切った。
そろそろ仕事にいかなくてはならない。おれは残業を含む10時間にむかった。帰ってくると、だれかがおれの室にいる。それはまちがいなく《蝸牛》だった。泣きながら、おれのベッドに坐り、背中をこっちにむけてる。ハートランド・ビールをあけて机にむかい、いうべき科白を小一時間、探した。
  おれが憎いんだろ?
 女は首をふった。こっちを見ないで。
  おれがわるかったよ。
ビールを片手にベッドに近づいた。そして女の背中に唇を寄せ、慰めるように吐息を吹きかける。じぶんでも陳腐な場面だったが、女を怒らせるとか、敵にまわすとか、下手な刺激を与えるとかして生き延びた野郎は有史以来存在なんかしてない。おれはそれを心得てる。
   助けが欲しい。
 ようやく女がこっちを見た。乱れた髪のなかで青痣のある頬が見える。
  なにがあったんだ?
   弟が家で暴れてる。
   働きもせず、酒に酔って、父とわたしを撲ったの。
《蝸牛》は大学院に通いながらからだを売ってるといつか聞いた。弟がいるのも知ってる。なんでもそいつは生まれつきの落ち零れで、文学だの藝術だの与太を飛ばしながら、金も稼げず、のたくらやってるそうだった。でもそんなことはおれに関わりがない。どうだっていい。ただこの状況をうまく使えばただで1発できるはずだ。
  今夜は泊まっていけよ。
   そうじゃない、そんなことで来たんじゃない。
  じゃあ、おれはどうすればいい?
   あなたに頼みががある。この痣じゃあ、しばらく客はとれないからわたしを囲って欲しいのよ。
   だってお金がないと学費も払えないし、
   わたしは将来、アイ・ビー・エムに入る人間なの!
おれのなかでなにかが壊れた。黙って女の腕を掴み、そのまま戸口まで引きずった。
  でていけ!
  うすぎたねえ女のくせしやがって!
  アイ・ビー・エムなんざけつ喰らえってんだ!
青ざめた顔で娼婦は駈けだし、やがて軽自動車で走り去った。おれは隠し金を確かめた。よし、大丈夫。非加熱ビールをもう、いっぽん開け、音楽をかけ、みずからを慰めた。またしても罠にかけられてしまった。あの女はきっと仕返しに来るだろう。おれは生きながら滅びるというわけだ。それでもタイムマシンの報酬がある。そいつを独り占めにしてこの土地からずらかってしまおう。3日後のレポートが愉しみだ。
朝になって電話がかかって来た。まずは《蝸牛》からで、曰く「高学歴の女を抱けるだけでも感謝するべき」、「ぜったいに赦さない」ということだった。好きにするがいい。次いで文屋からだった。
   こいつは凄いぞ、これで出世できる!
   馬で負けることもない!
   ありとあらゆる不正と謎を暴いてやる!
  それでレポートはどうなんだ? 進んでるんだろ?
   あんなものはどうだっていい、マシンは買い取ってやる!
  え?
   わたしは世界を救う、わたしはじぶんの人生を救いだすんだ! いままで味わってきた苦痛もなにもかも変えてやる!
 やつは正気でなかった。──わかった、わかったよ。とにかくマシンを返してくれないか?
   だめだ!
   こいつはおれのものだ!  
おれはやつの職場に電話をかけた。いかれてるか、ふるってる、それもふるってていかれてる。やつはもう何日も出勤してなかった。未明、やつの家に忍び込み、マシンを取り戻した。その祝いにあたらしい女、《蟋蟀》を呼んだ。かの女と酒を買って帰る。

ねえ、これなに?
 駐輪場のマシンを見てかの女がいった。
 タイムマシンだ。──なにいってんの?──これはどうみたってアイス売の台車よ。
いっこうに《蝸牛》は仕返しに来なかった。2発決めてから、おれはマシンを起動させた。肉の焦げる臭いが、またも鼻を突く。燃料はあたらしく入れた。とりあえず、こいつで過古にいって自身の存在でも消してやろうか。もうそろそろ、この人生にはうんざりしてた。仕事があろうとも、金があろうとも、大した未来が待ってないのはとっくにわかってる。もはや自身に情熱も野心もないことはあきらかだった。ばかげたアルコールとばかげた女どものなかですべてが擦り切れ、かつての夢がおれを苦しめる。そんなことにはあきあきだった。おれは時間をセットしてスウィッチを押した。そして30分待った。なにも起らない。さらに1時間待った。なにも起らない。あきらめてタラップを降りた。
翌日、おれはアイスを仕入れると、ある夜、台車を走らせた。町を見下ろす丘。夜景を眺める山出しのアベックたちに売りさばいた。なかなかいいアガリだ。みんながおれを写真に撮った。手をふっておれは丘をくだった。
レポートはじぶんで書きあげた。──《コノ機械ハ出来損ナイデアル》。タイムマシンだって?──聞いて呆れるぜ。おれはあの黒人を探して港をほっつき歩いた。やつはいなかった。いったいどうなってるんだろう? おれはれもんの木々にしょんべんをかけながら考えた。
   やめないさい!
 ふりかえると女家主が立ってた。守銭奴の老婆に見つかってしまった。
  水をやってたんですよ。
   ふざけないでください。あなたのことは近所で噂になってます。
   いろんな女性を連れ込んだり、おかしな屋台を運転したり、とても迷惑してます。
  もうしませんよ。
   いいえ、いまからでてってください。警察を呼びます。
  わかりましたよ。
 あのくそ屋台はどうしよう。おれは荷物をまとめようと室にもどる。だれかがおれの室にいる。それはまちがいなく《蝸牛》だ。女はひとりじゃなかった。《鋸鮫》や《蠍》はおろか《麦畑》までいる!
  いったいどうなってるんだ?
   聞いたわ、あんたが《蝸牛》をむりやり侵したって。
 《鋸鮫》がいった。どうやら罠に嵌ったらしい。
  だったらどうなんだ?
   開き直るつもりね。
   あんたがどれだけわたしたちを傷つけてきたか、おもい知ればいい。
かの女たちがいっせいに手斧をふった。おれのものを毀し始めた。机やレコードラックやプレイヤーがはじけ飛ぶ。おれは黙ってみてた。こうなっちゃ、どうしようもない。ただこっそりアイスの売上げをポケットにねじ入れた。
    なにかいったらどうなの!
《蠍》がいった。
  べつになにもないよ。
  好きなようにやりなよ。
おれは椅子に坐って莨を吹かした。もうなにもかも、どうだっていい。生活にも人生にも飽き飽きだ。ただ飯を喰ったり、通りを歩くためにしなければならないこと、手に入れなければいけないものが多すぎる。ここから去っていけるなら、この世からだって去っていけるにちがいない。おれは寝台で仰向けになって天井をみた。女たちはやがて静かになり、ぢっとおれを見る。──もう終わりか?
   なによ。
   あんた、いつもとちがうじゃない?
  どこもちがわないよ。
   なんか、落ち込んでる。
  そうじゃない。
   具合がわるいの?
  そうじゃない。
   馘首になったの?
  そうじゃない。
   じゃあ、なに?
おれはもう疲れたよ。それにおれはきょうここをでなきゃならないんだ。しかも文無しでだ。そのとき、ブンヤから電話がかかってきた。マシンを返せと、わめきたててた。おれの職場にも電話をしたらしい。しばらくしてほんとうに馘首になったのがわかった。女たちが見守るなか、おれはマシンで港をめざした。嗤われ、うしろ指を差され、のろのろと埋立地へ。タンカーが見えてきた。巨きな貨物トラックや、荷降ろし場が見えてきた。おれはもう疲れ切って声もでない。そのとき、あの黒人に出会した。おれはやつにレポートとマシンを渡した。
「どうだった?──時間旅行は?」──生憎、こいつは使いものにならなかったよ。──そいつは残念だ。──金はどうなる?──わるいな、きょうは渡せない。──おれはアパートに帰った。もうだれもいなかった。大家が警察を呼び、かの女たちは連れていかれたんだ。──「とりあえず歌おう、──賛美歌42番!」──これは神の怒りによって滅ぼされる人類を唱った陽気な歌であるといい、男は厚生センターで大声を張りあげた。

 

 

かれは狂ってたのかも知れない。男は職員たちに連れてだされ、やがて警察を呼ばれた。ぼくは毛布に包まって眠った。そして朝の港まででかけてった。第4突堤の食堂で定食を喰った。するとひとりの黒人が近づいてきた。真っ白いハンチング帽をかぶって笑いかける。
 ヤア、見ナイ顔ダナ?
おたがい片言で語りあった。文学のはなしだ。リロイ・ジョーンズ、リチャード・ライト、ラングストン・ヒューズや「ぼくのために泣け」や、なんかについて。──「ちょっと見てもらいたいものがあるんだ」──船員はいった。かれについていくと、シートに包まれたなにかが倉庫の裏手にある。
「なんだい、これは?」──タイムマシンだよ。──かれがシートをはぐった。タイムマシンだって?──でもそれはどうみたって新聞配達のカブじゃないか。──こいつをちょいと試してほしいんだ。
「ギャラは弾むよ」──ぼくはさっそくエンジンをかけてみる。肉の焦げるような臭いが鼻を突っつく。黒人はにやにやしながら、じっとぼくを見てる──いったいなにが始まるんだ?

2019年4月12日公開

© 2019 中田満帆

これはの応募作品です。
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