日夏少年記 第6章 戦争の進行

少年記(第15話)

永夜 はまか

小説

355文字

 東京帝国大学文学部で夢を追う少年の心とは裏腹に進行していく太平洋戦争。
そして、1962年6月7日、遂にミッドウェー海戦が始まる・・・・

僕たちが、大学で学んでいる間にも戦争は動いていた。

 真珠湾攻撃から半年、日本軍は東南アジアと太平洋の島々で連戦連勝し、今や西太平洋の制海権を握っていた。
 僕が地元でお世話になった近所の人々にも次々に赤紙が来たらしく、母はしょっちゅう千人針をしたり、慰問袋を作ったりしたらしい。
 こうして何人もがバンサイをして、出征してしまった。

1942年6月7日、

 日本ははじめての敗北を経験する。

 それがかの有名な「ミッドウェー海戦」である。日本軍はこの戦いで、空母4隻、航空機約300機、そして、何人もの熟練兵を失ってしまう。
 ここからだったんだ、
 日本軍が負けはじめたのは。
 しかし、この後も、僕は、泣きながらラジオの玉音放送を聴いたあの夏の日まで、そんなこととは全く知らなかった。

2017年7月26日公開

作品集『少年記』第15話 (全18話)

© 2017 永夜 はまか

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