笥井庚申を許さない市民の会

南沢修哉

小説

2,610文字

以上は私のもとに届いたメールから一部を抜粋したものである。デマを流しヘイトを煽る悪意に満ちた文章であるのは言うまでもないが、問題となっている笥井庚申の発言については看過できないものがある。

「あの少女は可愛いから、皆で前まで行って射精し、ザーメンまみれにして来よう。わははははは」

あらためて引用するのもおぞましい、言語に絶する妄言だ。これを読んだ瞬間、私は絶句した。そして性奴隷として悲惨な目に遭った元セックスワーカーの方々を偲び、一人静かに涙した。《性暴力》の組織化を糾弾し平和を祈るために建立されたシンボルに対し、ザーメンをかけようなどと呼びかけるのは《人》として絶対に許されないハラスメント、言葉による性虐待だ。性暴力被害者の象徴たる慰安婦像を「可愛い」「少女」としてまなざす小児性愛的ルッキズム、エイジズムに毒された《権力》の手先を絶対に許してはいけない。人権侵害、セクシュアル・ハラスメントも甚だしい。このような女性蔑視を「へーぜん」と行える人物は《性暴力加害者予備軍》と看做されても仕方がないだろう。「苟」も言葉を生業とする小説家の発言とは思えない。そんな人物の著作を私たちの子供が読めば、やがて陋劣な《セクシスト》や《ミソジニスト》に育つに決まっている。火を見るよりも明らかだ。絶対に許してはいけない。このような性差別主義者たちが《JKビジネス》や《AV出演強要》といった公序良俗に反する《男性中心社会》をより強固なものにしているその【色情的現状】を認識しよう。彼ら「こそ」性差別を助長し、権力に阿り、戦争を起こしている当事者なのだ。私は元慰安婦として「あらためて」問いたい。小説という表現形式をとれば何を書いてもよいの慰安婦像にザーメンをかければ韓日の外交問題がすべて円満に解決し世界平和が訪れるのだろうか。そのような《レイプ・ファンタジー》が深刻なセカン奴隷プを招いていると言えるのではないだろうか。男性中心主義的な幻想によって性暴力被害者を精神的に痛めつけ蹂躙凌辱している現状を認識しよう。「ザーメンまみれにして来よう」だと? 冗談「でも」書いてよいことと悪いことがあるのではないだろうか。言葉によるレイプを行なっておきながら「冗談だった」では決して済まされない。絶対に許してはいけない。「逆」の立場で考えてもらいたい。「仮」に戦争が起きて女性「だけ」が戦いに行き、自分たち男が慰安「夫」として性的に蹂躙され凌辱されたらどのような気持ちになるのか、「きちん」と考えていただきたい。まして、仮に、上野万亀子が「慰安夫像は『イケメン』だからみんなでヒーメンを破かれに行こう」などと言おうものなら、確実に反発が起きるだろう。自分では英雄気どりでタブーを破っているつもりでも、やがてヒーメンを破る性犯罪者に成り下がる。女に無理やりペニスをしゃぶらせることにしか興味が持てぬつまらない変態になる。こうした【家父長制的ペニス社会】からヒーメンを守るためにも、同氏の著作の出版を永久に差し止めるよう政府に要望書を提出したが無視された。私たちは笥井庚申とその飼い主である日本国政府を絶対に許さない。《性暴力》を助長する同氏の発言を絶対に許さない許してはいけない。このような人物によって書かれた《有害図書》が健全な少年少女の目に触れないようにするためにも、いますぐ本屋に行ってみんなで買い占めよう

2017年4月10日公開

© 2017 南沢修哉

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