鉄道員

合評会2025年7月応募作品

西向 小次郎

小説

1,444文字

「米が降ってきたよ、お父さん。」始まった。母さんは死んだ。「必ず前にいてやるよ」全く父さんらしくない言葉がいくつかふえたように感ずる。そして、母さんも。

♪.

「目覚ましくらい掛けたらどうだろう、」きまってにやにやすると、それはいなくなった。「すぴーだ。」何のはなしか。音色ねいりのはなしか?きまってにやにやすると、それはいなくなった。「二度までにしときなさい。さみぃから。」


わりと参考にしたほうだ。というと、でんっと中央に座った。カミカゼに載ってきたな。あのとっつぁん。アレはすぐ家前でバッテリー上がりしたからだろな。麻雀物語のし過ぎ。俺にはわがンだよ。まあ、俺のほうもそうゆうことだから、元気は薄々。「有り難いよ、とっつぁん!」丁度、今の俺の歳辺りだったべな。そう思うと優等生に教わったもんだな。それがまだ、もっと優等生ば連れできては。はっぱほでねくてら。


「僕はねえ、それには耳をかさんよ。」なぜだか、今喋っから。

 

ということだから。

 

「寝でだな。なら、少しそっとしとこうか。」

 


「米が降ってきて、母さん喜んでます。ありがとうございます。」以上です。


「無駄口が多いから、もっとカットした方が良い。」これはおそらく本当の話だが、僕は今本当の話が出来ないでいる。U.S.A.に負けたと最期まで聴かされ続ける、意志はパワフルだ。僕は今、その前にいるだろうに。


「お客さん、お客さん、」

「お兄さん!僕の話を聞いてくれるかい?」

先日の陛下よろしく、

「ボソボソ……(先生がこわい)」

「分かった!それですと、まずは、―――。」

この間、僕は幾らか昔を想い返した。

話が滅茶苦茶になり、目覚めに近づくと、なんだかそれらしい反応がわかる。だからそうしている。だから、そうしてきた。だから、そうなった。「おこられるぞ、」


「実際のところ、大民族ともなれば、出て行っていただく他ナシです。馬が合わない理由は、その1点ですよ。当然という以外ありません。」

「あ、詳しいですね。合点がいきました。」

 

 

「あぁァ ァァァ ぁあ”…… 」

 

「死亡を促されるまでは、十分な間余かんよがあるから。色々やってみようや、オイ!」

 

♪.←ドあたまだけで充分です。

♪.

 

「はい、これがタイムシフトバグです。」

 

「こうするとね、熱がでるんですよ。」

 

「NE.TU…?」

 

「はい、熱ですよ。」♪.

 

2025年6月7日公開

© 2025 西向 小次郎

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