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東京・国文学研究史料館で鉄心斎文庫展 世界最大の『伊勢物語』コレクション

2017年12月16日まで、国文学研究史料館では「伊勢物語のかがやき -鉄心斎文庫の世界- 」展が開催中だ。鉄心斎文庫は『伊勢物語』に関する世界最大のコレクションであり、そのなかから貴重な図屏風など資料80点が展示されている。AR技術が導入された展示にも注目だ。

東京立川の国文学研究史料館で、特別展「伊勢物語のかがやき -鉄心斎文庫の世界-」が開催されている。本展は2016年に同館に寄贈された「鉄心斎文庫」の資料を本格的にお披露目するもので、貴重な図屏風など80点が紹介されている。会期は12月16日まで。

鉄心斎文庫は、鉄道関連の電機部品メーカーとして知られる三和テッキ株式会社の元社長・芦澤新二氏が美佐子夫人とともに収集した個人コレクションだ。40年にわたって『伊勢物語』に関する資料ばかりを1,000点以上収集してきたのが特徴で、その点数は世界最大といわれる。かつては小田原にコレクションを展示する美術館があったが、2011年秋の展覧会を最後に事実上閉館していた。

本展では、寄贈された膨大なコレクションのなかから特に資料的価値の高い80点が公開されている。また、AR技術も活用され、タブレットやスマートフォンを資料にかざすことで現代語訳や解説を読むことのできるデジタル展示も用意された。古典の分野でAR展示が利用されるのは全国でも初の試みだという。

貴重な資料を堪能できるにもかかわらず入館は無料なので、ここでしか見られない『伊勢物語』の世界にぜひ触れてみよう。