はめにゅー

東京・銀座の聖書図書館 2017年6月末で閉館

日本唯一の聖書専門図書館が、6月末で37年の歴史に幕を下ろす。貴重な資料の数々は青山学院大学に寄贈される予定だが、新図書館が完成する2020年までは閲覧機会が限られそうだ。

国内唯一の聖書専門図書館として親しまれた東京・銀座の聖書図書館が、2017年6月30日(金)をもって閉館する。世界各国の5000点以上の聖書や1800点もの辞書・研究書類があった同館には、全国各地から毎年1000人以上の利用者が訪れていた。貴重な資料の数々は、青山学院大学に寄贈される予定となっている。

聖書図書館は、日本聖書教会が1980年に開設した図書館だ。同館の蔵書のなかには、グーテンベルク聖書の精巧なレプリカや、現存する最古の日本語聖書である『約翰福音之傳』(1837年、ギュツラフ訳)など貴重な資料が数多く含まれていた。また、所蔵する聖書の言語は500以上にもおよび、アイヌ語など少数民族の言葉も網羅されている。

聖書研究者にとってはほかに替えの利かない重要な施設だったが、同図書館の司書である高橋祐子氏によると、「今より充分な保存管理がなされる」「より多くの人に有効活用してもらえる」という2点から青山学院大学に託すことに決めたのだという。現在の聖書図書館は今後展示室として利用され、すでに9月以降の企画展の予定がきまっている。

なお青山学院大学では、聖書図書館の資料を新しい図書館で公開する計画でいるそうだが、新図書館の完成は2020年の予定だ。貴重な資料の数々を自由に閲覧できるのは2年以上先のこととなりそうなので、チェックしておきたい資料のある人はぜひ閉館までに駆け込んでおこう。