はめにゅー

潰れちまった悲しみに……中原中也ゆかりの宿が倒産

明治39年創業の老舗旅館湯田温泉西村屋が3億を超える負債を抱えて倒産した。山口県にある同旅館では中原夫妻が結婚披露宴を執り行うなど、「中原中也ゆかりの宿」として知られていたが、近年は観光客の減少に苦しんでいた。

中原中也は山口県山口市湯田温泉(地名)の医者の家庭に生まれ、中学を落第して京都に移るまで山口市内で過ごした。西村屋はまさに地元の旅館である。中也が好んだとされる「中也ゆかり善」も人気メニューだったようだが、経営の悪化に歯止めはかからなかったようだ。

旅館自体は別会社が事業を引き継ぎ、9月1日にリニューアルオープンする予定とのこと。中也に興味がある方はリニューアル後に訪れてみてはいかがだろうか。同市には中原中也記念館もある。『文豪ストレイドッグス』や『文豪とアルケミスト』など、新しいコンテンツとして蘇りつつある文豪は地元の旅館を救えるだろうか。

なお、中也の山口時代については、母中原フクによる回想録『私の上に降る雪は——わが子中原中也を語る』に詳しい。