はめにゅー

日本統治下の台湾詩人グループを描く『日曜日の散歩者』 8月より日本公開

台湾国内で数々の賞を受賞したドキュメンタリー映画日曜日の散歩者 ―わすれられた台湾詩人たち―』が2017年8月より日本でも公開される。日本統治下にあった1930年代の台湾のシュルレアリスム詩人たちを追った作品となっている。

2016年の台湾映画『日曜日の散歩者 ―わすれられた台湾詩人たち―』(原題: 日曜日式散歩者)が、2017年8月から日本でも上映される。本作は1930年代の台湾のシュルレアリスム詩人たちを追ったドキュメンタリー映画で、台湾国内では金馬奨の最優秀ドキュメンタリー作品賞、台湾映画祭の最優秀脚本賞および最優秀音声デザイン賞を受賞するなど高い評価を受けていた。

映画の主人公は、詩人団体「風車詩社」のメンバーたちだ。 当時の台湾は日本の統治下にあり、詩人たちは母国語ではない言語での創作を余儀なくされた。それでも詩を作りたいという情熱と苦悩、挑戦の模様が描かれている。一方で、西脇順三郎や瀧口修造といった日本のシュルレアリスム詩人からの影響も強く受けており、時代に翻弄された台湾詩人だからこそ、他に類を見ない独特な日本語詩を作り得たのもまた事実なのだろう。

監督の黄亜歷(ホアン・ヤーリー)にとっては、これが初の長篇ドキュメンタリーだった。詩・過去の資料映像・再現シーンという3つのブロックで構成された本作は、その演出面も高い評価を得ているとのことだ。8月の日本公開が待ち遠しい。