はめにゅー

夏目漱石『それから』を原作とする「文劇喫茶シリーズ」の第1弾舞台が東京・俳優座劇場にて5月3日より公演。

新卒諸君は待ちに待ったであろうゴールデンウィーク。その終りと共に忍び寄る五月病。『それから』を読んで備えるべし。

夏目漱石『それから』を原作とした舞台が5月3日(水・祝)から5月14日(日)まで東京・俳優座劇場にて上演される。本公演は「極上文學」などを手がけるCLIEにより、「もっと気軽に文学と演劇に触れられるものを!」と立案された新企画「文劇喫茶シリーズ」の第1弾舞台となる。主人公・長井代助役に平野良、ヒロイン・平岡三千代役には元宝塚歌劇団の帆風成海、主人公の友人・平岡常次郎役にはエレキコミックの今立進、三人芝居での公演となる。脚本は田中洋子、演出はロ字ックの山田佳奈が手がける。

 

言うまでもないことだが、『それから』とは生誕から150年、没後100年を迎えた夏目漱石による1909年の作品である。主人公の代助は高等遊民、今で言うニートのパイオニア的存在で、まさに「後ろ向きのまま前へ進め」を体現したような破滅派人間だ。その内容はおそらく「酒と不倫」をお題として書いたのであろう。100年後の日本を見据えた本作は「ニートのバイブル」、「社畜を殺す小説」とも言われている。

 

時節はいよいよゴールデンウィーク。そしてそれが終わると共に五月病の季節がやってくる。期待と倦怠を胸に新生活を迎え、絶望の一月を過ごした新卒諸君よ。電車を止める前に『それから』を読め。もしもあなたが活字離れした若者であるなら本公演を観覧するのでもよい。