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萩原朔太郎の生家 移築・復元が完了し4月8日(土)より再公開

移築・復元作業のため2016年9月に閉館していた萩原朔太郎記念館(前橋市)が、2017年4月8日(土)より半年ぶりに一般公開される。

2017年4月8日(土)、群馬県前橋市の萩原朔太郎記念館がリニューアルオープンする。同館は朔太郎の生家・書斎・離れ座敷の3棟によって構成されていたが、移築および復元のため2016年9月をもって一旦閉館していた。オープン初日には記念式典やマンドリン演奏会なども開かれる予定なので、近隣在住の文学ファンはチェックしたい。

日本近代詩の父とも呼ばれる萩原朔太郎は、現在の前橋市中心部で生を受けた。郷土を代表する文学者ということで、生家は朔太郎の没後もしばらくそのまま保存されていたが、再開発のため1974年に県立敷島公園のばら園内へ移築。その後書斎や離れ座敷もつづいて移築され、1980年に「萩原朔太郎記念館」として一般公開がはじまった。

以後、朔太郎を深く理解するための貴重な資料館としてファンや研究者からは愛されてきたが、しかし来館者数は伸び悩み気味だった。敷島公園は前橋の中心街から離れており、しかもばら園内という季節を選ぶ立地だったため、観光客がなかなか足を運んでくれなかったのだ。そこで、貴重な資料をより活用してもらうべく、文学ファンがアクセスしやすい土地へ移築するはこびとなった。それにあわせ、6000万円の費用をかけ復元も実施された。

新しい朔太郎記念館は、前橋文学館から川を挟んですぐ正面という立地だ。前橋文学館にも朔太郎関連の資料が充実しているほか、周辺には以前より詩碑や銅像も設置されているので、今までよりずっとコンパクトに朔太郎ツアーを敢行することが可能となった。

奇しくも2017年は、朔太郎の第一詩集『月に吠える』の刊行100周年にあたる年だ。前橋市では朔太郎関連のイベントも多数準備しているようなので、ファンは今後の動向を見守ろう。