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第2回渡辺淳一文学賞が決定 平野啓一郎『マチネの終わりに』

「人間心理に深く迫る豊潤な物語性を持った小説作品」を顕彰する第2回渡辺淳一文学賞の受賞作が、平野啓一郎『マチネの終わりに』に決定した。

集英社は3月31日(金)、第2回渡辺淳一文学賞の受賞作が平野啓一郎『マチネの終わりに』に決定したと発表した。贈呈式は5月19日に都内で行われる。

渡辺淳一文学賞は、2014年に逝去した作家・渡辺淳一の功績を讃えて2016年より創設された文学賞だ。創設時のプレスリリースによれば、「純文学・ 大衆文学の枠を超えた、人間心理に深く迫る豊潤な物語性を持った小説作品」を顕彰することが趣旨だとされている。対象は日本語で書かれた小説で、初書籍化された年を基準に選考される。

今回の受賞作『マチネの終わりに』は毎日新聞紙上で連載されていた小説だ。クラシックギター奏者の男と通信社勤務の女による40代の恋愛を描いた物語で、昨秋の『アメトーーク!』読書芸人回でピース又吉がレコメンドしていたことも記憶に新しい。

「三島の再来」と呼ばれていたころの衒学的で神秘主義的な作風からは想像もできないような読みやすい恋愛小説なので、昔のイメージで平野に苦手意識をもっている人こそ一読してみてはいかがだろうか。