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初公開の創作ノートも 谷崎潤一郎展が日本近代文学館で開催中

目黒区の日本近代文学館で「新資料から見る谷崎潤一郎」展が開催されている。本邦初公開となる創作ノート「松の木影」印画紙や晩年の日記など、注目の新資料が目白押しだ。

東京・日本近代文学館では、2017年4月1日(土)より「新資料から見る谷崎潤一郎」展が開催中だ。創作ノートや晩年の日記など初公開となる資料も多数展示されており、谷崎文学の背景をより深く掘り下げることのできる貴重な機会となっている。会期は6月10日(土)まで。

今回の展覧会は、『谷崎潤一郎全集 決定版』(中央公論新社)の刊行を記念して企画されたものだ。没後50年にあたる2015年から配本のはじまった全集は全26巻構成となっており、現在までに23巻が刊行されている。最終配本は6月10日の予定なので、本展の終了とともに完結するはこびだ。谷崎の生涯を振り返るには絶好のタイミングといえる。

本展の目玉は、なんといっても創作ノート「松の木影」だろう。この創作ノートは長いあいだ戦災によって焼失したと考えられてきたが、2015年4月、255枚におよぶ印画紙が発見された。一般公開されるのは今回が初なので、谷崎ファンならずとも注視したい。

また、谷崎といえば美食家としても知られていたが、同館内のカフェBUNDANでは谷崎作品をモチーフにした特別コラボメニューも提供されている。前半と後半で違うメニューを用意しているとのことなので、熱心なファンは2度訪れてみてはいかがだろうか。