はめにゅー

講談社がデジタルを中心に3年ぶりの増収増益

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出版不況と叫ばれる昨今、講談社が3年ぶりに増収増益となったことを日経新聞などが報じている。出るかどうかもわからないミリオンセラーによって収益を支える大手出版社が多い中、デジタルと版権の両事業で成果が上がり始めたようだ。

講談社の2016年11月期単独決算は売上高微増の1172億円、純利益が86.7%増の27億円だった。同社の書籍からはミリオンセラーが生まれておらず、地道な努力が身を結んだ結果といえそうだ。

堅調を支えた事業の詳細はというと、まず電子書籍を中心とするデジタル分野の売上高が44.5%増の175億円。コミックを含む雑誌や書籍は微減を繰り返しているが、デジタルは手堅く伸び続けている。また、海外における版権の管理も伸びているようで、ファッション誌や電子コミックの海外展開が功を奏しつつある。

業界最大手の一つである講談社が続けた投資は身を結びつつある。科学雑誌『ニュートン』の倒産など、景気の悪いニュースもあるが、生き残りをかけた模索が実りをもたらすこともあるようだ。