はめにゅー

「世界で最も美しい本」展示中。

「世界で最も美しい本」とはいったいどんなものか。そして、美しいからなんだというのか。

「世界のブックデザイン2015-16 feat.造本装幀コンクール50回記念展」が東京都文京区の印刷博物館P&Pギャラリーにて開催されている。本展では、2016年3月にドイツ・ライプツィヒで開催された「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書13点に、日本、ドイツ、オランダ、オーストリア、カナダ、中国の六カ国のコンクール入選図書を加えた、およそ180点が展示されている。会場では全ての本を実際に手に取ることができ、世界最高峰のブックデザインと造本技術を楽しむことができる。また、日本の「造本装幀コンクール」が開催から50回をむかえたことを記念し、同コンクールにおける過去の受賞作より秀作約50点を展示されている。3月5日(日)まで。

 

「世界で最も美しい本」。そんなことを言われたら見たくなってしまうではないか。あなたは今まで本の美しさなど意識したことがあるだろうか。僕は「表紙買い」すらした記憶がない。そもそも表紙を見せながら本を読むのがあまり好きではないので、必ずブックカバーをかける。電車の中で『暗黒少女』なんて読んでいる所を見られたら事案になり得る。それに大事なのは中身だ。

 

しかし、CDやレコードの「ジャケ買い」ならいくらでもある。一番印象に残っているのは、一匹のヤギが砂漠に佇んでいるジャケットで、買ってみたらポーランドのゴシックデスメタルバンドだった。これが最高に気に入った。こういう出会いもあるので侮れない。「ジャケ買い」というのは、店頭で中身を確認できないCDやレコードだからこそ親和性の高い買い方なのだろう。単行本や文庫なら立ち読みできてしまうのだから。

 

ただし、「表紙買い」は無いが「帯買い」はある。やはり「このミステリーがすごい!第一位」とか「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」とかは買わせるパワーを持っていると思う。「世界で最も買わせるパワーを持った帯展」もそのうち開催されるかもしれない。そうなるとやはり柴咲コウの「泣きながら一気に読みました。」に違いない。