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三島由紀夫 初期の直筆原稿4編が熊本で発見される

長らく所在不明となっていた三島由紀夫の初期の直筆原稿が、熊本県のくまもと文学・歴史館で発見された。見つかったのはデビュー作「花ざかりの森」を含む4編で、いずれも解読可能な保存状態だという。

くまもと文学・歴史館は11月11日(金)、三島由紀夫の直筆原稿4編が見つかったと発表した。今回発見されたのはデビュー作「花ざかりの森」など初期作品の原稿で、長らく所在不明とされていたものだ。同館によれば原稿は完全に解読可能な保存状態だとのことで、文学史的にきわめて貴重な資料といえる。

直筆原稿は、今年9月に国文学者・蓮田善明の遺族から寄贈された資料のなかに含まれていたものだった。蓮田といえば、文芸誌『文藝文化』を創刊し三島を見出したことで知られる人物だ。「花ざかりの森」をはじめ、同時に見つかった作品はいずれも『文藝文化』誌上で1941~43年にかけて発表されたものであり、三島の直筆であることは間違いないと見られている。遺族によれば、これらは蓮田が出征する際に「家宝」としての残していったものだという。

発見された4編は以下のとおり

現時点では著作権等の問題から公開は未定となっているが、同館は今後慎重に手続きを進めていくとしている。