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「マンガアンソロジー谷崎万華鏡」が11月9日に発売

谷崎潤一郎の作品や半生をモチーフに11人の作家が描いた「マンガアンソロジー谷崎万華鏡」が発売。単行本の刊行を記念したイベントも開催される。

谷崎潤一郎(1886年7月24日~1965年7月30日)の没後50年、生誕130年にあたる2015-2016をメモリアルイヤーとした中央公論社の企画、Web連載「マンガアンソロジー谷崎万華鏡」をまとめた単行本が11月9日に中央公論社より刊行される。中央公論社の公式サイトで連載されていた「マンガアンソロジー谷崎万華鏡」は、11名の作家が大谷崎の小説や半生をモチーフに、その魅力をマンガ化した企画で、単行本には古屋兎丸「少年」、今日マチ子「痴人の愛」、しりあがり寿「瘋癲老人日記×老人と海REMIX」など、これまで掲載された全11作品が収録されている。

また単行本の刊行を記念し、近藤聡乃と山口晃のトークイベントが11月18日に東京・読売新聞東京本社にて開催。さらに11名の作家による原画、パネルの展示イベントも11月26、27日に東京・東中野のaptp、11月29日から12月5日までの期間は京都・誠光社、12月8日から25日までの期間は東京・荻窪のTitleにて開催される。一部作品は会場ごとに展示替えが行われ、いずれの会場でも書籍、グッズの販売を予定している。

日本文学史上もっとも有名な論争である「筋の面白さ」論争。昭和2年(1927年)に芥川龍之介『文芸的な、余りに文芸的な』、谷崎潤一郎『饒舌録』によって繰り広げられたこの論争も、芥川龍之介の自殺によって幕引きとなる。その日は谷崎の誕生日だった。

谷崎が芥川を殺したわけではないが、大谷崎の作品を読めばその恐ろしさは誰もが理解できる。震えながら読了し、もう二度と読みたくないと思っているあなたも、マンガなら読みやすいのではないか。これを機に、谷崎作品をもう一度振り返ってみるのは如何。