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仏シャルリーエブド紙、イタリアの地震被害を風刺 イタリア政府高官等が非難

昨年1月、イスラム教を風刺するイラストを載せた事で過激主義者による襲撃を受けたフランスの風刺紙シャルリー・エブド。そのシャルリー紙が今度はイタリアの地震被害を風刺したイラストを載せ、非難を受けている。

昨年1月、イスラム教を風刺するイラストを載せた事で過激主義者による襲撃を受けたフランスの風刺紙シャルリー・エブド。そのシャルリー紙が今度はイタリアの地震被害を風刺したイラストを載せ、非難を受けている。

イタリア中部で8月24日に発生した地震は300人以上の死者を出すなど大きな被害を出し。、9月3日号のシャルリー・エブド紙(Charlie Hebdo)はその地震被害を風刺したイラストを掲載し、被災者が瓦礫に挟まれ圧死した様子を「ラザニア」、血だらけで包帯を巻いた男性を「トマトペンネ」、火傷を負った女性に「ペンネ・グラタン」(ペンネはパスタの一種)などとイタリア料理に絡めた風刺を行った。すぐに多くの反響、特に非難が沸き起こり、イタリア政府の高官等もコメントを出す事態となっている。

イタリアのアンドレア・オルランド法相は「非常に不快」と怒りをあらわにし、ピエトロ・グラッソ下院議長は「風刺や皮肉を行う自由」を尊重するとコメントしつつ「風刺画を最低と言う自由もある」と表明した。地震で大きな被害を受けたイタリア中部アマトリーチェのピロッツィ町長は「皮肉はいいが、災害と死を風刺することはできない」と戒めた。在イタリア・フランス大使館はホームページでイタリアに対し哀悼の意を表明し、シャルリー・エブド紙の行為はフランスの立場ではないとしている。

シャルリー・エブド紙は昨年1月に、イスラム教を風刺するイラストを掲載した事により襲撃を受けている。その際、「私はシャルリー」と言う連帯表明が世界各地広がったと同時に、表現の自由に関する議論も呼び起こした。シャルリー紙は再び表現の自由に関する議論の渦となっている。