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明星大学でのシェイクスピア特別展が来場者多数のため年末まで会期延長へ

明星大学図書館、シェイクスピア没後400年記念特別展「シェイクスピアこそ人生だ。」来場者3,000人突破。12/24まで会期延長が決定。

明星大学図書館、シェイクスピア没後400年記念特別展「シェイクスピアこそ人生だ。」が来場者3,000人を突破し、12/24まで会期延長が決定した。彼の本拠地として有名な「グローブ座」を彷彿とさせる会場にシェイクスピア戯曲集初版本「ファースト・フォリオ」(1623年)の特別公開をはじめ、明星大学が誇る約20,000点のシェイクスピア関連所蔵品の中から選りすぐりの逸品を一堂に公開している。

ウィリアム・シェイクスピア(1564~1616年)の人生は謎が多い。個人に関連する資料が少なく、手紙や日記、自筆原稿なども残っていない。シェイクスピアはイングランドの田舎、ストラトフォード・アポン・エイヴォンの裕福な家庭に生まれる。正確な誕生日は不明。1564年4月26日に洗礼を受けたことが最古の公的な記録である。その後、家庭は没落。18歳で8歳年上の女性と結婚し3人の子どもをもうけるが、妻子を故郷に残してロンドンへ進出。俳優として活動するかたわら次第に脚本を書くようになり、その後の活躍はもはや説明不要。1616年4月23日に52歳で没した。

しかし、いったい彼はどうやって宮廷や貴族と関わりを持つことができたのか。法律や古典などの知識がなければ書くことが難しい作品をなぜ残せたのか。経歴、学歴からみて不自然であることから、別人が使った筆名ではないかと主張する説や、「シェイクスピア」というのは一座の劇作家たちが使い回していた筆名ではないかと主張する説もある。真の作者として推定された人物には哲学者フランシス・ベーコン、第17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアー、同年生れの劇作家クリストファー・マーロウ、シェイクスピアの遠縁にあたる外交官ヘンリー・ネヴィルなどがいるが、英文学者にとってはあまり真面目に議論する話題ではないようだ。

多くの謎とともに、『ロミオとジュリエット』、『ハムレット』、『マクベス』、『真夏の夜の夢』など数多くの歴史的名作を残した英国の偉大な劇作家ウィリアム・シェイクスピア。没後400年の節目を迎えた今年は上記の特別展以外にも、舞台、映画のほか、関連書籍の刊行が相次いでいる。そんな中でも、さすが本国で発行された記念硬貨はクールなデザインだ。

左から「喜劇を象徴する道化師の帽子」「歴史劇を象徴する王冠と剣」「悲劇を象徴する骸骨と薔薇」※裏面はエリザベス女王


デヴィッド・ボウイの訃報から始まった2016年の英国。EU離脱問題では世界中を騒がせたが、やはり数多くの世界的コンテンツを所有している強みがある。貴方も世界中に広がったシェイクスピアの末裔として、その謎を追いかけるのもよし、改めて作品に触れるのもよし。ピーターラビットを探しに行ってもよし。クール・ブリタニアの太陽は今もなお沈むことなし。