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田辺聖子&宮本輝の直筆原稿を展示 伊丹市立図書館で市ゆかりの作家を特集

伊丹市立図書館では、ともに芥川賞作家であり伊丹とも縁の深い田辺聖子と宮本輝を特集した展示『バラ色の聖子と青色の輝』を7月17日(日)まで開催中だ。直筆原稿など貴重な資料を約30点取り揃えている。

伊丹市立図書館ことば蔵ギャラリーにおいて、田辺聖子と宮本輝を特集した展示『バラ色の聖子と青色の輝』が開催されている。両作家の直筆原稿やそれぞれの出身大学から提供された資料など、約30点が所狭しと紹介されているので、ファンは必見だ。

伊丹市では、従来よりたびたび田辺聖子と宮本輝の2人をフィーチャーした企画を行ってきた。ともに芥川賞受賞作家である2人は、ともに伊丹市在住でもある。その縁から、市立図書館内には常設ギャラリーも設けられているほどだ。

今回の特集展示は、伊丹市および両作家の出身大学がメモリアルイヤーを迎えるにあたっての企画だ。2016年は伊丹市が「ことば文化都市伊丹」として国に認定されてから10周年であり、宮本の母校・追手門学院大学は今年で創立50年を迎えた。田辺の母校・樟蔭学院は来年100周年迎える。

こうした背景から両大学も全面協力しており、田辺が在学中に執筆した作品『十七のころ』や宮本が自身の大学生活をベースに書いた『青が散る』の直筆原稿などが提供されている。後者は推敲の跡まではっきりと見ることができるそうだ。

ほとんどの作家が執筆にコンピューターを使用している現在、「作家の直筆原稿」という概念は絶滅の危機に瀕している。現役作家の直筆原稿を見られるというだけでも貴重な体験といえるかもしれない。