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小学生が平和願う詩を朗読 6月23日、沖縄全戦没者追悼式で

6月23日、「慰霊の日」に行われる沖縄全戦没者追悼式で、小学生が平和を願う詩を朗読する。詩に込められた思いとは。

太平洋戦争末期の1945年4月、沖縄に米軍が上陸し壮絶な戦闘が始まった。その後、6月23日に沖縄本島最南端に近い摩文仁において最後まで戦闘を続けていた日本軍の将校達が自殺し日本軍指揮系統が消滅した為、この日を以って沖縄における組織的な戦闘は終結したとされる。沖縄県は6月23日を「慰霊の日」とし、戦闘終結の地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式を1962年から毎年開催している。

その沖縄全戦没者追悼式で、今年、金武町立金武小学校の児童である仲間里咲さんが詩を朗読する事になった。この詩は第26回児童・生徒の平和メッセージ展「詩の部門・小学校高学年の部」で最優秀作品に選ばれており、題名は「平和ふぃーわ世界しけーどぅ大切てーしち」。沖縄戦を経験した祖父とのやり取りを描いている。追悼式に先立ち行われた会見で、仲間さんは「祖父は『戦争は何度もいらない。今の平和な世界にありがとう、と言うんだよ』と話したので、『平和な世界は大切』という言葉を題名にした。方言だと、祖父の言葉がもっと伝えられると思った」と語っている。

米軍基地の存在やそれによる犯罪など、今も続く沖縄の様々な問題。6月23日は再び多くの人が、ただの地理や観光やある事件一つの注目の対象としてだけではなく、歴史の中の沖縄を思い起こす日になるだろう。