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文豪ストレイドッグスと中原中也記念館がコラボ

文豪たちが「異能」と呼ばれる特殊能力で戦うアクション漫画『文豪ストレイドッグス』が山口市の中原中也記念館の企画展「太宰治と中原中也」点でコラボを行う。

『文豪ストレイドッグス』はKADOKAWAヤングエースにて連載中の人気バトルアクション漫画。主人公は中島敦、主人公の頼れる兄貴分は太宰治と、実在の文豪が実名で登場することが話題となり、人気に火がついた。現在はTOKYO MX他にてアニメ放映中と、乗りに乗っているそんな漫画が山口市にある中原中也記念館で「公式」コラボをすることになった。詳細はまだ明かされていないが、楽しみな企画展になりそうだ。

太宰治と中原中也はそれほど頻繁な交流があったわけではないが、仲が悪かったことが知られている。檀一雄の『小説太宰治』には、太宰に喧嘩を売った挙句、檀一雄にのされて引き下がる中原の姿が描かれている。『文豪ストレイドッグス』でもそうした文壇史を踏まえたのか、太宰は元ギャングの探偵社社員、中也はかつて太宰の相棒だったギャングとして描かれている。

『文豪ストレイドッグス』八巻より。上が太宰、下が中也。

登場人物はそれぞれ「異能」と呼ばれる超能力のようなものを持っており、たとえば主人口の中島敦は『山月記』さながら、トラに変身する能力を持っている。与謝野晶子ならどんな怪我でも直す能力(きみしにたまふことなかれ)という具合だ。こうしたバトル漫画的解釈と自身の文学的知識を突き合わせながら読むのもなかなか面白い。個人的には、敵役の芥川龍之介の設定(かつてギャング仲間だった太宰を慕っている)は史実と逆なのでは、と思ったりしたが。

中原中也記念館の企画展は約二ヶ月にわたって開催される。会期中にぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。もしかしたら、太宰と中也のカップリングに萌えた腐女子によって聖地化するかもしれない。