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トーハンが八重洲ブックセンターの株式49%を取得し傘下に

取次大手のトーハンが大手書店の八重洲ブックセンターの株式を鹿島建設グループから譲り受けた。トーハンは2016年3月にも文真堂書店を100%子会社としており、傘下の書店チェーンをまた増やした形となる。

トーハンは2016年5月31日付けにて鹿島建設グループから八重洲ブックセンターの発行株式49.0%を譲り受けた。八重洲ブックセンターは東京・神奈川・千葉・栃木に12の大型店舗を展開する書店チェーン。トーハンは取次会社ではあるが、これまでもブックファーストなどを傘下に収めている。

八重洲ブックセンターの特徴は豊富な在庫と大きな店舗である。特に東京駅八重洲口にある八重洲本店の影響力は大きく、「他の書店は八重洲ブックセンターの売上ランキングを見て仕入れを決めている」という噂もある。

書店は配本を受けるために「帳合」、つまり取引先を幾つか持つことが多いが、トーハンの傘下に入ったことで八重洲ブックセンターはトーハン一本へと張合変更する可能性もある。

Amazonをはじめとするネット通販の台頭により、書店は苦戦をし続けているが、壊滅的なのは「まちの本屋さん」であり、ジュンク堂や丸善をはじめとする大型書店チェーンは健闘している。八重洲ブックセンターのような大型書店は本の流通に携わる取次にとって重要な「出口」の一つではあるようだ。グループ内での統廃合によって店舗が潰れることもあるだろうが、ターミナル駅の近くにある大型書店はしばらく残り続けるだろう。