(写真は前回開催時のもの)

SNSから「性的コンテンツ」などの理由で排除された作品を展示する「私たちは消された展2020」が、出展者を募集中である。

インターネット、次いでTwitterやFacebookなどのSNSが普及した事により、多くのアーティストにとって表現や仕事の場が増え、手法も豊かになっている。しかし近年、それらのSNSにおいて掲載された作品や画像が、作者の意図や説明と関係なく、わいせつ・危険などと判断され作品が排除・削除されたりアカウントが凍結される事態が相次いでいる。

2019年2月に芳賀書店後援のもと開催された「私たちは消された展」は、そのようにSNSから「性的コンテンツ」「わいせつ」等の理由により凍結・排除された作家と作品を紹介し、1000人以上が来場し大きな反響をもたらした。また、4月には高円寺pundit’でトークライブ「私たちは消された展1.2 〜センシティブなトークライブ〜」が開催され、出展作家らによるギャラリートークの延長としてとても面白く興味深いトークが行われた。

今回、第二回として「私たちは消された展2020」が、来年2月3日から9日まで神保町ギャラリーCORSOで開催されることが決定し、新たな出展者を募集している。

応募資格は、

・政治的、差別的な内容以外で自分としてはアーティスティックな表現だと思い発表したにも関わらず凍結、投稿削除、警告などSNSでペナルティーを受けた18歳以上のアーティスト。(プロ、アマ不問)

・2020年2月3日(月)から7日(日)までの会期中は極力在廊できる方

・実行委員による審査あり

・出展料20,000円 (搬入が出来ない方は別途3,000円で代理展示)

・​応募締め切り10月31日 発表11月15日

 

とのことである。この様な規制経験がある作家は、前回の反響からしても案外多いのではないだろうか。筆者も小説家として規制を受けた経験があるものの残念ながら条件に合うか微妙な所ではあるが、是非再び見に行きたいと考えている。是非、我こそはという方は参加を検討してみては如何だろうか。より詳しい情報は下記リンクを参照のこと。

前回の会場の様子については、以下のツイートを紹介したい。参考になれば幸いである。(タグの名称が微妙に異なっていることについて注意)