岡山県、公益社団法人岡山県文化連盟、おかやま県民文化祭実行委員会の主催により、今年で第54回を迎える岡山県文学選奨が開催される。応募資格は岡山県内在住・在学・在勤者。年齢は不問。「県民の文芸創作活動を奨励し、もって豊かな県民文化の振興を図る」ことを目的に昭和41年に創設された本賞は、県内では歴史ある公募文学賞の一つである。

募集部門は小説A(原稿用紙80枚以内)、小説B(原稿用紙30枚以内)、随筆、現代詩、短歌、俳句、川柳、童話・児童文学の8部門である。テーマは特に定められていない。8月31日まで募集が行われた後、11月中旬に受賞者発表が行われる。小説A部門の入選賞金は15万円、その他の部門は10万円である。入選、佳作、準佳作を受賞した作品は、来年3月下旬刊行予定の作品集『岡山の文学』に収録される予定である。応募に関する詳細は下記の関連リンクを参照のこと。

今回は、破滅派同人の藤城孝輔が小説B部門の審査員に新たに加わった。会派・流派にとらわれず公正に審査を行うようにという方針に従い、まじめに審査に取り組む所存であると本人は語っている。