著名な時代小説家の吉川英治を顕彰している吉川英治記念館が、3月20日で閉館する。

吉川英治記念館は東京都青梅市の吉川旧宅を活用して1977年に開館し、ピーク時には年間17万人が訪れていたが、近年はファンの高齢化や知名度の低下もあってか来館者が落ち込んでいた。一昨年12月には閉館危機が知られる様になる。この閉館危機については当はめにゅーでも以前取り上げていたが、残念ながら状況は好転しなかったようである。

吉川英治記念館では、閉館に際し「42年間のご愛顧への感謝」として、ミュージアムグッズを定価の半額で販売したり(一部商品を除く)、最後の営業月となる3月の全来館者に対して粗品を進呈するとしている。また、閉館後も関連資料等の貸出については、公益財団法人吉川英治国民文化振興会事務局により引き続き継続される。閉館は残念だが、是非最後の機会に吉川英治記念館を訪れてみてはいかがだろうか。

吉川英治記念館は3月20日で閉館する。休館日は月曜日となっている。詳しい情報は下記リンクを参照のこと。