東京・神保町にて多くの漫画を取り扱ってきた老舗書店「コミック高岡」が3月31日に閉店することが分かった。

「コミック高岡」(高岡書店)は70年以上前(前身を含めると100年以上前とされる)に神保町で創業し、神保町駅から30秒と言う立地の靖国通りに面した良く目立つ黄色のビルで営業している。以前は一般書店であったが、1970年代頃からは漫画を主に取り扱い始め、他の書店には無い品揃えが人気となり多くの漫画ファンが足しげく通う名店となった。また、多くの漫画家もサイン会などを行っていた。地上一階・地下一階の二階構成に多くの新刊漫画を詰め込み扱ってきた老舗書店であったが、近年は出版不況や電子書籍の普及、また中次の廃業などにより経営難になっていたと言う。

店頭掲示などから「コミック高岡」閉店の知らせが伝わると、ネット上では閉店を惜しむ声が続々と広まっている。70年以上に渡って神保町を見守ってきた老舗書店の閉店を惜しみつつ、3月31日の閉店まで是非利用したい。