東京都渋谷区に所在する太田記念美術館では、江戸時代の様々な浮世絵を鑑賞できる企画展「かわいい浮世絵 おかしな浮世絵」を来年1月5日から開催する。

江戸時代の庶民にとって浮世絵は身近なメディアの一つであり、遊女や役者と言った身近なスターから様々な風景まで、ありとあらゆる出来事が浮世絵と言う形で出回っていた。しかし、江戸時代から150年以上経過した現代の社会に生きる我々にとって、江戸時代の庶民と全く同じ感覚で浮世絵を楽しむのは、予備知識があったとしても難しいかも知れない。

企画展「かわいい浮世絵 おかしな浮世絵」では、その様な難しい予備知識などが無くとも気楽に鑑賞できる浮世絵を集めた企画展である。現代と同じように愛されていた犬や猫を扱った浮世絵、摩訶不思議な妖怪が描かれた浮世絵、ユーモラスな光景を描いた浮世絵など、江戸時代の人々と変わらず楽しめる浮世絵が多く集められており、興味を持ち始めた人にも楽しみやすい企画展となっている。太田記念美術館は浮世絵専門の美術館であり、今回の展示は1万点以上の収蔵品の中でも非常に面白い浮世絵が並ぶこととなるだろう。

開催期間中の 2019年1月10、14、23日には、企画展の見どころを学芸員が説明してくれるスライドトークも開催される。

企画展「かわいい浮世絵 おかしな浮世絵」は2019年1月5日から27日まで太田記念美術館で開催される。期間中の1月7、15、21日は休館日である。詳しい情報は下記サイトを参照のこと。