埼玉県立熊谷図書館では、9月29日から巡回企画展「保存 100年後、この本はダレと出逢うのだろう。」を開催する。

図書館には様々な役割があるが、中でも様々な書籍(情報)の保存、そしてその維持のための修復は重要な業務である。埼玉県立図書館の蔵書は約150万冊であるが、それら本の数だけ保存と修復の取り組みも存在していると言っても過言では無いだろう。

企画展「保存 100年後、この本はダレと出逢うのだろう。」は、そんな図書館の保存・修復業務について特集した企画展である。 図書館における資料保存の基本や本を守る取組、また一般の家庭で出来る長く本を大切にするための取扱方法などを紹介していく。また、書き込みや切り取りと言った心無い扱いや誤った取扱による破損・汚損資料の実物も展示される。その他、印刷・製本・修理など本全体に関わる資料も展示されている。本の取り扱いと保存の大切さについて改めて学ぶことができる企画展となりそうだ。

開催期間中の10月17日には、関連イベントとして「はじめての本の修理講座」も開催される。和紙と糊を使った本の修理方法を学べるほか、図書館のバックヤードツアーも行われる。参加には申し込みが必要である。

巡回企画展「保存 100年後、この本はダレと出逢うのだろう。」は埼玉県立熊谷図書館で9月29日から10月25日まで開催される。詳しい情報は下記県立図書館サイトを参照のこと。