那覇市寄宮に所在する沖縄県立図書館が、諸事情のため移転することとなった。

現在の沖縄県立図書館は1983年(昭和53年)に開館し、以後約35年に渡り沖縄の人々に親しまれてきた。しかし、施設の老朽化、現在76万冊とされる蔵書数の更なる増大、駐車スペースの需要増などの問題も発生し、平成25年から沖縄県教育委員会において図書館整備計画が話し合われてきた。その後、新県立図書館基本計画が策定され、この4月から一時休館し、移転することになった。移転先は、那覇バスターミナル跡の旭橋再開発事業区域に建設される予定の複合施設内3階~6階部分であると言う。移転後の開館は12月頃を予定している。

移転中の間も、郷土資料室や協力貸し出しなどの一部サービスは継続される。また、詳しいスケジュールは沖縄県立図書館のホームページに掲載される予定である。沖縄県立図書館の新しい姿を期待して待ちたい。