「ツカノマレーベル」は、皆既月食が起こる1月31日に福岡県の住吉神社の能楽堂において、「夢野久作企画 どんな夢を見ていた?」の第一章として夢野久作の短編小説「月蝕」を能と朗読で表現する公演を行う。

今回公演を行うグループ「ツカノマレーベル」は、「時代に流されない音楽」を合言葉に、文学と音楽を融合させた企画公演を行う集団である。今回の公演では、「ドグラ・マグラ」などの推理・怪奇小説を執筆したことで名高い夢野久作の作品の中から「月蝕」と言う短編が選びだされた。能と朗読により演じられるそれぞれの「月蝕」が、「案内人」と言う人物を通して融合する新しい形の表現が行われる。

開催される福岡は夢野久作ゆかりの地であることや、公演が開催される1月31日の夜は皆既月食が発生することなど、表現を演じる外でのドラマが夢野久作ばりに不気味なくらい選び抜かれている。文学・能・朗読と言う三つの表現が一つの舞台で演じられることもあり、文学ファンとしても音楽ファンとしても興味深い講演となりそうだ。

夢野久作企画「どんな夢を見ていた?」第一章 月蝕は、1月31日に福岡県福岡市の住吉神社で開催される。詳しい情報は下記サイトを参照のこと。