2017年11月1日、日本漢字能力検定協会は年末恒例となっている「今年の漢字」の一般募集を開始した。応募はインターネット、はがき、図書館の応募箱などから可能で、締切りは12月5日までとなる。結果は、12月12日に例年どおり京都の清水寺で発表される。

1995年からはじまった「今年の漢字」は、その年の世相を漢字1文字だけで表現しようという漢字使用国ならではの試みだ。今では年末の恒例行事としてすっかり世間に浸透しており、各種メディアでも「今年の漢字」がフィーチャーされる場面は多い。個人が一年を振り返る際にもオリジナルの「今年の漢字」を問われるケースは多く、さまざまな出来事を漢字一文字に表象させようというムーヴメントの元祖だといえるだろう。

昨年までは、個人がインターネットから「今年の漢字」を応募する際には会員登録が必須だったが、今年からは煩雑な手続きをしなくてもスマートフォンから簡単に応募できるようになった。応募者には抽選で500~10,000円分の図書カードもプレゼントされるので、気軽に応募してみてはいかがだろうか。

なお、直近10年の「今年の漢字」は、新しい順に「金」「安」「税」「輪」「金」「絆」「暑」「新」「変」「偽」となっている。