アメリカ人音楽家ジャック・ホワイトが、2017年11月に初の著書『We’re Going To Be Friends』 を出版する。同書はホワイト・ストライプス時代の同名楽曲の世界観をベースとした物語で、シンガーソングライター兼映像作家のエリノア・ブレイクがイラストを担当している。出版元はジャックのレーベルThird Man Records傘下のThird Man Booksとなる。

ジャック・ホワイトは、デビュー以来今日まで商業面と批評面の双方で高い評価を受け続けているギタリスト・ボーカリストだ。1997年に元妻(設定上は姉)のメグと結成したホワイト・ストライプスでは3度にわたりグラミー賞のベスト・オルタナティヴ・ロック・アルバム部門を受賞。解散後のソロアルバム2枚もビルボードチャート1位に輝くなど、その勢いは依然とどまることを知らない。また、俳優としても数々の映画に出演しており、多方面でその才能を発揮してきた。

今回の作品のモチーフとなった楽曲「We’re Going To Be Friends」 は、ホワイト・ストライプスが2001年にリリースした3rdアルバム『White Blood Cells』に収録されている。

原曲が少年と少女が友達になる過程をほのぼのと描いた楽曲だけに、今回の本でもハートウォーミングかつノスタルジックな作品となっている模様だ。筆者個人としても大学生のころよく聴いていた楽曲なので、ぜひ目を通してみたい。

なお本書の購入者は、ホワイト・ストライプスによるオリジナル楽曲と、エリノア・ブレイクが小学校の合唱団とともに歌ったバージョンとの計2曲をダウンロードできるという。