2017年8月8日、株式会社エブリスタと文藝春秋は「週刊文春小説大賞」の開催を発表した。同賞は8,000~12,000字の短篇小説を募集するもので、応募は小説投稿サイト『エブリスタ』を通じて行う。大賞作品は『週刊文春』誌上に掲載され、電子書籍化もされる予定だ。作品募集はすでに開始されており、応募〆切は9月30日23時59分となっている。

募集テーマは、スキャンダルに強い週刊文春らしく「表の顔、裏の顔」。文春砲さながらのインパクトある作品が求められているとのことで、特設サイトでは以下のような作品例も挙げられている。

・過酷なブラックバイト。その背後には企業の壮大な陰謀があった!
・ネット掲示板をにぎわす「悪意の書き込み」に隠された真相は……
・会社に立てこもった謎のテロリストの狙いとは!?
・週刊誌コラムの愛読者を狙った通り魔事件が発生! 犯人の以外な素顔は……

これらが文春砲に負けないネタなのかどうかはさておき、書きやすい規定枚数なので応募者は殺到するのではないだろうか。また、一般的な文学賞や小説コンテストでは未発表の新作を要求されるケースが大半だが、週刊文春小説大賞では過去作品を再構成するのもOKだという。応募資格もプロ・アマ不問なので、テーマに沿ったアイディアが湧いてきた人はぜひ腕だめしに応募してみよう。