毎年(原則)12月12日になると、京都の有名な寺院であり観光地でもある清水寺で「今年の漢字」が発表される。その年々の世相を一番良く現していると思われる漢字が募集され、清水寺貫主・森清範により、あの清水寺の舞台でぶっつけ本番の揮毫がされる。今年、清水寺の舞台に揮毫された漢字は「金」であった。

「金」が選ばれた理由としては、

(1) 2016年リオデジャネイロオリンピックで日本人選手が多くの「金」メダルを獲得し日本に希望と感動を与えたこと。

(2) 前東京都知事の政治資金問題や豊洲市場移転問題、2020年東京オリンピックに向けた経費問題など「金」の絡む問題に揺れた一年であったこと。

(3) イチロー選手のメジャー通算3000本安打など、スポーツ界で様々な「金」字塔が立てられたこと。

(4) PPAPでブレイクしたピコ太郎が「金」色の衣装を着ていたこと、次期アメリカ合衆国大統領となったトランプ氏が「金」髪であること等々……

と言った理由が挙げられている。

金が選ばれたのは今回が初めてではなく、2000年と2012年の「今年の漢字」にも金が選ばれている。

ちなみに2位の漢字は「選」、3位の漢字は「変」であった。