ご報告が遅くなりましたが、さる11月11日に、破滅派は文学フリマに参加しました。

文学フリマというのは、個人・サークルによる同人誌即売イベントのことで、第六回目にあたる今回は秋葉原の東京都中小企業振興公社で開催されました。

同人誌の即売イベントといえば、東京ビッグサイトで年二回開かれるコミケが有名ですが、文学フリマはそれとはまたちがった独特の熱気があり、出展者の方の年齢層もさまざまでした。

会場いっぱいに並んだ雑誌を眺めて、「お手にとってどうぞー」という声を聞きながら狭い通路を練り歩いていると、年末の買い物で市場の魚売り場に行ったときの活気を思い出してしまいました。

出展されている雑誌の内容も体裁もまことにさまざまでした。コピー用紙を閉じただけのもの、りっぱな製本とエディトリアルデザインのものに小説、評論、詩、短歌、マンガ、はては工芸品など、なんでもありのようでした。

はじめて雑誌を紙媒体で作って、こういう場に参加してみて、よかったと思います。

まず、数はどうであれ、自分の書いたものを読んで批評的な視点を持ってくれる人が現実にいるのだということが、わかる。これは一人でパソコンに向かって書いたものをネットに放流して反響を待つのとはまたちがった感覚があります。

また、多くの人の力が合わさったものが目の前に置かれると、単純にうれしかったし、面白かった。

そういった素朴な喜び方ができる段階に自分がいることもあらためて認識するわけですが、これはこれで大事にしたい感覚でした。

執筆・編集の皆さん、イラスト、ロゴを快く寄せてくださったアーティストの方々、文学フリマの運営スタッフの方々、一緒に出展することを許してくださったインディーズ出版レーベル組合さま、そして『破滅派』の雑誌を手にとって買ってくださった方、ほんとうにありがとうございました。

Cho