こんにちは。破滅派同人の高橋文樹です。

サイト本体でもお伝えしていましたが、破滅派は文学フリマに参加しました。その詳細はまた別途お伝えすることかと思いますが、我々の最終的な目的はなにも文学フリマだけではなく、「破滅派創刊号」を多くの人に読んでもらうこと。そんなわけで、50冊をカートでひきひき、中央線をメインに攻めてみました。

吉祥寺の町を、カートひきながらトボトボ
まずは吉祥寺。めぼしをつけてきた幾つかの書店を回るも、ミニコミ誌をおく書店にはそれぞれ得意ジャンルがあり、漫画メイン、絵本メインなど、かならずしも文芸同人誌を置いてくれるとは限らないという事実を知りました。

しかし、これぐらいでめげてもしょうがない! 自著『アウレリャーノがやってくる』でも書きましたが、こうした活動に優しい町というものがあるのです。

そんなわけで、やってきたのは高円寺。かつて『泡沫候補研究
でも書いたように、大体のことが受け入れられる町です。
事前のリサーチによると、高円寺文庫センターという店がミニコミの取り扱いもやっているとか。で、さっそくむかったわけですが……どこを探してもない!
こうなったら、すべてを受け入れるという中野ブロードウェイのタコシェさんに電話だ!

「すいません、ミニコミをやっているんですが、委託販売をしていただくにはどうしたらいいんですか?」
「はい、そうしましたら(割愛)ください。ご対応いたします」
「ありがとうございます! 本日伺ってもよろしいですか?」
「当店は20:00までですが……」

閉店まであと5分。もう間に合わない。せっかくいい返事がもらえたのに……
こうして、慣れない町を歩き回った結果、頭をかかえてうずくまりました。
在庫を抱えてうずくまる
しかし、なんだかんだで破滅派はまだ創刊号。これからの雑誌です。
あとで調べたら高円寺文庫センターは単に移転していただけのようで(参照)、リサーチがいかに大事かを思い知った飛び込み営業の日々でした。

ちなみに、破滅派創刊号は現在、新宿にある模索舎さんで取り扱っていただいています。