あじゃ、てい

ぱるんちょ巡礼記(第6話)

ほろほろ落花生

1,415文字

第6章はへんてこです。
自己検閲をかけるとき、人間はけっこうきわどく自分を試みているのではないでしょうか。

あじゃ、てい

 

額ずく俺に血塊ゆるくこぼれ獄の音律に腹を焚かれどら犬の叫喚はアガヌの神に仰臥して

 

ハマッサン

ハマッサンよ

あがれの狂いよ

 

 

 

笑って、暮らそう。

 

呪詛でない。ひとりごつ俺味蕾にはりつく残照こそげおとしているでないか。断罪。うんどうがいつのまにかせびるように。過去の熱の残滓に噎せ返りながら終わるものとしてのにおいに懲罰として唾液くちゅくちゅするうんどう。なめとったのこりかすは御霊みたまをあらうささげもの。

 

「つみ、あがなうみちは、ありません。さいわいに、いたるみちは、ありません」

 

2015年8月20日公開

作品集『ぱるんちょ巡礼記』第6話 (全10話)

ぱるんちょ巡礼記

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© 2015 ほろほろ落花生

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