破滅派は常に破滅している作品を求めていますが、文章表記のメチャクチャな作品を載せるのはよろしくないと考えています。そこで校正が必要になってきます。

校正とは、Wikipediaによるとこうなっています。

校正(こうせい)は、印刷物等の字句や内容、体裁、色彩の誤りや不具合を、あらかじめ修正すること。「校合」(きょうごう)ともいう。
出典:Wikipedia

要するに間違いをなくすことです。破滅派ではこれまで作品を公開するにあたって編集部が校正を行っていましたが、あまりにも大変なのでやめました。従って、作品の質を担保するためには、ご自身で校正をしていただく必要があります。

校正のポイント1:印刷しよう

みなさんは読書家だと思うので、紙で出力されたものをよく読むと思います。

したがって、自分の見慣れた形式で確認するとよいでしょう。

印刷されたものに赤字を入れて修正を入れていくことで、間違いはぐっと減ります。できれば、WordやOpenOfficeなどの編集ツールでA4用紙に縦書き印刷して、本と近いレイアウトにしましょう。

校正のポイント2:時間を空けよう

完成したらすぐ発表したいというのはわかりますが、ちょっと時間を置きましょう。

冷静になってみると、わかるものです。

表記ゆれ(「言う」と「云う」)、主語の反復や「てにをは」の間違い(後から文章を挿入するとやってしまいます)、同音異義語(変換ミス)など、間違いはけっこうあります。

校正のポイント3:校正ツールを使おう

WordやOpenOfficeなどの編集ツールには、スペルチェッカーがついています。

これを使うことで、単純な間違いを見つけられます。

大して英語が得意でもないのに英文を挿入したりすると、間違いに気づくことさえできませんので、そういうときは機会の力も借りましょう。(おっと、ミスをしてしまいました!)

おまけ

出版社や新聞社などでは、以下のフローで校正を行うことが多いです。

  1. 初稿
  2. 再校
  3. 三校
  4. 著者校
  5. 校了

場合によって多少はありますが、いっぱい校正のチャンスがありますね。これだけのことをしても誤字脱字のある本をたまに見かけます。まさに「校正畏るべし」ですね。

破滅派は同人誌かつWebを主な活動の場としているので、こうした入念なフローを導入することができません。しかし、それは破滅派の弱みであると同時に、強みでもあります。発表したあとでも好きなだけ直すことができるのですから。

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