1.はじめまして

無職の日記(第1話)

Tonda

エセー

1,982文字

無職になったので日記を書いていきます。
人生と文章の練習用。人生に関するご指摘は優しめにお願い致します。

 

6月24日

はじめまして。6月から無職になりました。なんていうか、もうすでに3週間が過ぎてしまったのかと思うと、端的に恐怖です。既に、果たして自分は本当にこれを望んていたのだろうか、、と後悔の念が頭をちらつくわけですが、辞めてしまったものは仕方がない。仕事していたころはに不足していた睡眠をたっぷりと補充して、最初の一週間くらいは、段々と自分の身体が本来の能力を取り戻していくように、なんとも爽快な気分だったのに、いまとなっては朝起きた時の謎の喪失感。仕事行きたくなさすぎて、本当のギリギリまで布団から出られなかったりしたあの頃が最早少し懐かしいのです。でも、死んでもあの頃には戻りたくない。今年に入ってからは、本当にこのまま死んでしまった方が楽なのでは、と思っていたくらいなのです。仕事を辞めたことは、なんにも後悔していない。

 

普通、転職先を見つけてから仕事を辞めるべきなのでは?バカなの??というツッコミを頂戴するだろうことは百も承知です。ただ、このタイミングで後先を考えずに無職へと相成ったのには理由があります。

 

そう、みんな大好き仮想通貨。

なんと自分は、これでマネーを手に入れたのです。そして、今年の確定申告分で、払うべき税金を払い切った僕の手元には一定のマネーが流れ込んていました。ビバ金融緩和。

昔読んだある本で、こういうお金のことを「フ××ク・ユー・マネー」と呼んでいました。ならば、僕もこの世界の一員として、このお金は「フ××ク」なことに使わねばならない。普通の生活をしていれば、少なくとも5年は遊んで暮らせる。僕は、先人たちが羨望と哀愁の眼差しを送る、25−30歳、20代という人生で最もキラキラしている時間を、全くもって自分の好きに使ってやろう。そう覚悟に決めた次の週、僕は退職届を提出したのでした。

 

まあ、ここで流行りの退職エントリを公開してもいいのだけれど、僕はしたいのはそういうことではなくて、この混迷極める時代に、以下にして充実した無職生活、人生を送ることができるのだろうか、という実験です。どうせ終身雇用も崩壊して、一流エリートでもない自分は、既存のレールに乗っていても大した上昇は望めない。ならばいっそ、大きくレールから外れてこそ、無限の可能性があるのではないか?これは、自己啓発の言葉で言うところの、FIREというやつでしょうか。違うのかも?

 

要するにこれは、遅れてやってきた厨二病であり、現実と上手く調和できなかった社会不適合者の、酔狂だと理解して頂けたら大丈夫。

 

さて、自己紹介はこのへんにして、僕が今回、こんな日記を書き始めたわけを説明していきたいと思います。

まず断っておきたいのが、果たしてこんな25歳が、現実に存在するのかということ。

それはもう量子的といいますか、読者賢君の認識次第というのが、正直なところです。なにかを証明するつもりはございません。ただ、この文章を書いている人間がいる、というのがいまのところ判明している事実です。

 

それはさておき、日記を書き始める理由。

それは、こんな自分の人生に、なにかしらのコメントを頂きたいからです。

お説教でも、まずはなにをするべきだといったライフハック的アドバイスでも、無職仲間?での飲み会の誘いでも、なんでも構いません。

かつて、僕がまだ本物の厨房だった頃。2ちゃんねるの掲示板では、どこともしれないおじさんたちが、無責任な説教やアドバイス、誹謗中傷を投げあって、助け合っているような、足を引っ張りあっているような、慰め合っているような、傷つけ合っているような、そんなやりとりが昼夜を問わず行われていました。そんなセカイを、父から与えられた中古のVAIOの画面から眺めていた僕は、こんなゆるふわなセカイがずっと続くのだと思っていました。嗚呼、青春。

そんな記憶が忘れられない僕は、あの無責任な熱狂が、もしかしたらこの人生のなにかしらの指針になるのではないか、という幻想を、抱かずにはいられないのです。

だからといって、なにか有望なアドバイスや秀逸なコメントを求めているわけではありません。(もちろん、大歓迎ではあります)

僕がこれから書いていこうとしているものに、リアルタイムでコメントが得られるなら、それを最大限使って、人生と文章を紡いでいきたい、そんな挑戦です。

 

とは言ったものの、これでいきなりコメントが殺到してワッハーとなるはずもないことは、世間知らずの僕でもわかっているつもりです。

なので、もしコメントしてくださる方がいたら、とりあえず旅に出ようと思うので、どこか地名をコメントしてください。その中から面白そうな場所に、出掛けてみようと思います。もちろん、その他のテキトーなコメントも大歓迎です。

2022年6月24日公開

作品集『無職の日記』最新話 (全1話)

© 2022 Tonda

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"1.はじめまして"へのコメント 5

  • 投稿者 | 2022-06-25 01:41

    ドラマのキスシーンとかラブシーンとか見ておくといいらしいですよ。

    あと、YouTubeの「なだきちゃんねる」をおすすめしたいです!

    • 投稿者 | 2022-06-25 12:56

      すみません。
      ザコシチャンネルの間違いでした。
      https://youtu.be/_v3c4Cl3tsU

    • 投稿者 | 2022-07-19 19:26

      西向さん

      コメントいただきありがとうございます。
      お返事遅くなってしまってすみません。

      ザコシチャンネル、拝見しました。
      下ネタに、キスシーンとかラブシーンとか、そういうちょっと照れくさいようなものを、面白く表現できたり、イヤな感じがでないのって、才能だなって思うんですよね。

      下ネタを爽やかに言える人が一番モテる、って、大学のとき教わったのを思い出しました。ホントかどうかは知りません。

      著者
      • 投稿者 | 2022-07-23 06:13

        そうですね。
        こういったオープンスペイスだと、ディジタルな表現方法にすべきでしょーから、いかにレンジを広く出来るかなどは見ますよね。ええ。

        昨日はTondaさんの作品を読みながらすっかり寝てしまって、安心感がすごいのでYou Tubeでいたずラッコの歌聴いてしまいました。

        頻繁に投稿する必要はないと思いますよ。僕なんかはコメント返しに時間が掛かり過ぎるのが嫌になり、人間性について捨てているようなものです。その辺熟知された方ばかりなので、これで良しとしています。

        下ネタは必要無いでしょう。
        素敵な作品でした。

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