流れ

山谷感人

エセー

1,317文字

昨日の宇野浩二を語った流れで佐藤春夫に就いて、短く語る。

昨日。偶々と観たローカルニュースの流れで、宇野浩二に就いてこのサイトで短く語ったら即座、知人よりテレフォンが有った。彼曰く「佐藤春夫に就いても短くても良いから語れば?」との事だった。彼とは、そんな仲が良い関係ではないが、伝えていた。僕が佐藤春夫門下生・三千人の全ての名前、概要を暇な時、調べている趣味を。そうしていつか、網羅が出来たら、お論文として発表しようかな~♪ を識っている故、「勿体ないよ。佐藤春夫!」の流れであった。よし。短く語る。僕は本当に友達思いのいいヤツだ(この流れでの、谷崎とのエピソードは、語らない。何故なら短いから)。
僕は、古典で食いついた、イイナと感じた作家は、必ず全集を読むことにしている。何故なら、短くとも他人に彼等を語る時、失礼にあたると考えるからだ。だが然し、佐藤春夫全集(と云うか選集しかない、と思う)は途中で投げ棄てた。田園じゃなく「都会の憂鬱」の他には、面白さを、あくまでも僕は、僕にはウットリするものが皆無であった。ごめんなさい、僕は犬より猫が好きだし、秋刀魚……、嫌いなんです。
巻きで行こう。
ここは文芸に詳しい人の集まるサイトだから、佐藤春夫門下生三千人に、誰がいた。アイツもいた。と紹介するのは時間の無駄だろうし、僕もスマホの打ち過ぎで腱鞘炎になってしまう。
だが然し、佐藤春夫を短く語るには、三千人の中から二人の著名人を出さないと成立しない。太宰治と檀一雄、也。
太宰治の場合は、有名過ぎて最早、佐藤春夫との関係を述べる必要はないだろうが後年「作家としての気風は、佐藤さんから影響を受けた」と断言している。檀一雄は「最初、川端康成さんに会いに行ったら、お酒を出して呉れなくて。そこで佐藤さんのトコロを訪ねたら、お酒を呑まして貰い(後略)」
このコメントを鑑みてみれば判るように、佐藤さんの作品自体には触れてないのである。太宰治は、有名な「生まれてすみません」の台詞を佐藤春夫門下生の一人からパクり、彼は、その後、狂死した。だが佐藤春夫は、それを責めなかった。檀一雄に関しては……、お前、酒で弟子になったな、しかない。但し、佐藤春夫は下戸なのである。山梨に旅行した折り、ちょっと葡萄酒を一口としたらラリってトラヴル起こしたよ、なる、その地元での記述が残っている。
纏めよう。
佐藤春夫と云う人物は、人の才能を見抜き、受け入れる天才だったのだ。だろう、じゃなく、だ。趣味であれど門下生三千人調べをしている僕は、断言しないと、ならぬ。
菊池寛が、小銭に渡してビジネス文壇を残している中、佐藤春夫は、その大家風なオーラや、眼力で三千人を集めた。こんなに、作品より名前が誰にも識られている人物は、珍しい。僕は四国と沖縄以外、各県を放浪していた時期があるが、何処に訪れても、有名な旅館から「佐藤先生の、書で御座ります」を発見した。ただ信州の或る旅館では、佐藤春夫先生が滞在していた部屋! の謳い文句で僕は四万円ほどの宿料を拝領されたが、そこには書がなかった。
現在、佐藤春夫みたいな人が居ても、鬱陶しいだけだろうな~、であるが僕は何度も云うが、その三千人を趣味として、徹底的に調べたい。
オーライト、フレンド! ハルオ!?

2020年8月4日公開

© 2020 山谷感人

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