目に障らない宣伝をするための考察

東峰 八重

エセー

2,899文字

Twitterでの定期宣伝ツイートに関しての考察だが、部分的には宣伝行為そのものについての気付きも混じっている。bot等を活用している人は、そのツイート頻度に気を配っては如何だろうか?

▼始めに~Twitterと私~

日本国内のTwitter利用者は、2011年の東日本大震災を機に〝連絡手段〟の一つとして見直され、急速に増加した。流行を追ったつもりはなかったが、私もその一年内に登録している。

当時はまだモバイル版(ガラケー向けのUI)を利用するのみで、タイムライン(以降、TL)を眺めるには少々画面が手狭なことと大きな仕事が続いたことも影響し、初めは放置する時間の方が圧倒的に長かった。スマホを持ち、長らく置いていた筆を再び走らせるようになった今は、普段用と創作用のアカウントを2つ持ちするまでになっている。

 

その気付きは、創作アカウントを取得して間もない頃からあった。自分と同様〝小説を書いている人〟を中心にフォローを繰り返す内、TLに連なるツイートの幾つかが目に障り始めたのだ。

▼目に障り始めた〝つぶやき〟

初めにウンザリし始めたのは、《ネガティヴ思考のツイート》だ。

 

日頃の不満や鬱憤を晴らそうとしているのか攻撃的に喚き散らしてみたり、悩んでいるだけでは解決しそうにないことについて延々と愚痴を零してみたり……。ネガティヴな話も、〝たまに〟であれば親身に聞けなくもない。だが、頻繁に続いてしまえば、相手のアイコンを見ただけで気が滅入るようにすらなりかねない。

私にも実際そうなった相手が居て、申し訳なく思いつつもキッパリとリムーブ(フォローを解除すること。以降、リム)させていただいた。反対に《ポジティブ思考のツイート》からは、自慢目的の内容でさえなければ見ているだけで活力を貰えるので、以来、自分も多めを心掛けている。あの日さよならした彼(推定)の反面教師ぶりには、感謝しておかねば。

 

取って代わるようにウザったく感じ始めたのが、当記事の本題《定期宣伝ツイート》だ。

 

宣伝ツイートは、それ自体に罪が在るとは思わない。自分も相手も所詮は〝アマチュア〟。プロだって、ある程度の宣伝をしなければ新規読者を増やすことが困難なのだから、アマたる私達が宣伝を重ね続けるのは当然だろう。ただ公開しただけで広く読んでもらえる可能性など、限りなくゼロに近いのだ。

内容に関しても、それ自体がどうのと言うより『目にした人物とそのタイミング次第』に違いない。企業の広告ツイートでの事例だが、カップル向けアプリのそれをブロックしてやったという利用者は多いだろう。

では、宣伝ツイートの内容以外で、何が気分を害してしまうのか? ――それは、書き方と目にする頻度に他ならないと思うのだ(〝思う〟などと弱い言葉を使うのは、こういった話題の場合ナンセンス以外の何物でもないが、統計という根拠によらぬ〝感覚〟なので、どうかご理解いただきたい)。

▼気分を害さない宣伝の仕方を考える

私の場合は「たまに〝中の人〟がする創作語りは好きだけど、最近は忙しいのか自動の定期宣伝ばかりだし、〝だけど〟が付いてしまうくらいなら、ミュートじゃなくてリムろうかな」となるのだが、貴方はどうだろう?

 

bot等を活用した自動ツイートによる宣伝の容易さ・楽さは、一度使った者ならよく分かることだろう。しかし、同文を定期ツイートさせる場合にその頻度調整を誤ると、見せつけられる側としてはリムるべきか悩んでしまうのだ。仮に頻繁にツイートさせるにしても、せめて〝お手製〟に見えるよう文言の異なるバージョンが混ぜられていれば、まだ、応援を兼ねて拡散してあげようという気も湧いてくる。金太郎飴よろしく機械的に発されたものを何度も目にすると、最悪その人自体を嫌いになりかねない。

同文でさえなければ続けてツイートしていいのかと言えば、そう簡単な話でもないようだ。別作品の宣伝であっても、あまり時間を空けずTLに並んでしまうと途端にうるさく見えてくる。逆に、宣伝という目的は同じでも「作者・作品・企画他」といった種類が異なるツイートであれば気になりにくいようなので、宣伝とはなんとも気難しい。こういった例外として、更新情報を伝えるタイプの自動ツイートがある。同種(新作・新レビュー等)であっても内容(リンク含む)が完全に個別であるためか、いくつ続いても目に障らない。【16.02.27追記】

私はフォロー数が少ないためサンプルもそれに伴い少数だが、それでも声を大にして言えるのは「短時間に連続での宣伝自体がウザったい」ということだ。震災時のCM事情(*1)を体験した人なら、十中八九同意してもらえるだろう。

 

効率の面でいえば、いつも決まった時間に宣伝するよりは、少しずつズラした方が違う読者層にも届きやすい。大多数の生活パターンは7日(一週間)スパンである程度決まっているものと仮定すると、【2~6日周期でスタート時刻に】戻れば、宣伝頻度を低く抑えつつ一度は目にする確率を上げられるだろう。

また、同じ宣伝を【一日に1~2回】で済ませるのであれば、【16hないし18h置きで定期ツイートを設定】するのが理想だと私は結論づける(ちなみに、私は自動ツイートを利用したことが無いため、実際に設定できるかどうかについては察知していない)。

▼なぜ16・18h置きを勧めるのか?

16h置きは2日間(0-16-8-24時)で一回りする為、2週間毎に曜日もリセットされる。同じ要領で考えれば、18h置きは3日間(0-18-12-6-24時)一回りの3週間リセットとなる。理想の宣伝時間帯(通勤通学・昼休み・夕方・晩飯後~寝る前)に合わせるなら、16hは「15-7-23時」のように好みでズラすといい。

同日のスタート時間を変えるだけで、16hは2種類、18hは3種類まで同周期で宣伝することも可能だ。前者は「7(23)・15時」、後者は「6(24)・12・18時」開始でくるりと綺麗に回る。2~3種類程度であれば管理もしやすく、悪戯に目に障ることもまず無いだろう。

▼終いに

ここまで書いてきて本末転倒と言えなくも無いが、宣伝の頻度や種類が多くても目に触りにくい宣伝の形に気付いた。それは、シンプルを貫いた《短文の宣伝ツイート》だ。

一般ツイートの大部分は、上限140字のおよそ7割(約100字)くらいのようだから、そういったツイートが主体のTLでは「題名&URL」だけの方が目を惹かれるというカラクリだ。それで読んでもらえるかどうかは題名のパンチ力にもよるだろうから、一文くらいは粗筋のようなものを添えるといいかもしれない。

 


*1:「大規模震災の最中に宣伝するのは不謹慎であるし、それによるイメージダウンは避けたい」と企業が軒並み広告を自粛したため高頻度で『AC(現・ACジャパン)』製作のCMが流れ、ラジオから「♪エイシー」と聞こえただけで不快になる人が続出し、CM末の著作コールが削除された事案。現在の著作コールのメロディーは、不快感を抱きにくい明るく可愛らしいものになっている。

 

16.02.27:追記と、全体の大まかな手直し。

2015年12月1日公開

© 2015 東峰 八重

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