短編小説
スリッパドラゴンプラス
ある日、僕はクラスの嫌われ者、篠田に首を絞められて家に連れていかれる。篠田は、スリッパドラゴンというセーラー服の少女にスリッパを喰わせ、豚串という和服のおばさんを転ばせた。それから駅で、降車客にカラーボールを投げつけ、消毒おじさんのアサギマダラに背負い投げされた。そして、僕は蝶を見ている。虫ピンでとめられた蝶をじっと見ていると、動いたように見えることがある。しかし、そんなことがあるはずはない。蝶は死んでいるから、ピンでとめられているのだ。死んだものは動かない。
尿道★ワンコロ
すべての人間の握りコブシにある村、尿道村。メイドとして雇われたワンコロは、超巨大な村長の糞尿清掃をすることとなった。村民を喰らう村長、村はずれの風俗嬢、糞尿嗜好癖の青年、糞で糞を洗う地獄が繰り広げられる。
アルテミスとアポロン
アクタイオンという狩人が、狩猟の処女神アルテミスの沐浴を覗いたことで、鹿に変えられ殺された話は有名で、いくつもの宗教画の材として取り上げられています。ただ、兄弟神アポロンの使いの銀のカラス然り、美しく改ざんされてきた歴史に対する風刺。それと大河ドラマ然り、人間がそこに向ける一種異様な熱望へのあざけり。それらを小さな文章にまとめました。
ふたり
「私」という主人公が、友人と酒を飲みに行き、入った居酒屋にて「私」は中学時代の同級生の女二人に会い、それから様々思い巡らす。その後、帰ってからも「私」は悩む。友人の方は、うまくやっているらしかったが、「私」の実家へ訪ねてくる。
