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	<title>破滅派｜無料オンライン文芸誌 &#187; 対談など</title>
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	<description>無料オンライン文芸誌破滅派のコンテンツがある書庫です。</description>
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		<title>破滅派放談「グッドバイにはまだ早い」</title>
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		<comments>http://hametuha.com/syoko/dialogue/95/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 29 May 2007 18:41:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>破滅派編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[対談など]]></category>
		<category><![CDATA[バカ]]></category>
		<category><![CDATA[文壇事情]]></category>
		<category><![CDATA[純文学]]></category>
		<category><![CDATA[絵入り]]></category>

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		<description><![CDATA[鼎談を終えたほろほろと山谷は、なかなか帰らずに、二人で太宰について語り明かす。最後はもう太宰ＶＳ中也みたいになっちゃいました。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h2><img class="alignnone size-full wp-image-96" title="破滅派放談「グッドバイにはまだ早い」" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/houdan003.gif" alt="破滅派放談「グッドバイにはまだ早い」" width="680" height="291" /></h2>
<h3>キモチイイコト</h3>
<p>※この放談は山谷先生とほろほろ先生のはっちゃけた写真とともにお送りします。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
それでは、X氏もお帰りになったし、どうぞ、お二人で。私は聞いてますから。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
どーよ、感人センセ。酒おーらい？</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
ええ。いま緑茶ハイ大ジョッキで頼みましたから。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
もういいから。緑茶ハイはもう勘弁してくれ。それから敬語はいいから。</p>
<div id="attachment_854" class="wp-caption alignleft" style="width: 270px"><img class="size-full wp-image-854" title="居酒屋に来る手前、玉川上水に通りかかり思わず飛び込もうとするほろほろ先生" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/houdan3_misui.jpg" alt="居酒屋に来る手前、玉川上水に通りかかり思わず飛び込もうとするほろほろ先生" width="260" height="195" /><p class="wp-caption-text">居酒屋に来る手前、玉川上水に通りかかり思わず飛び込もうとするほろほろ先生</p></div>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
そこは、太宰的な謙遜も意識していて。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
名目は太宰だけれども、いろいろ漫談しようか。このどうしようもない世界について。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
ですね。一言でいえば、やりきれねえ</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
やりきれねぇし、やってらんねーし。いー加減にしろ。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
もうオレは、生きている自分が、偉い！ 不思議だねえ、くらい。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
偉いよ。俺もとても偉いよね。もうムチャクチャのクチャクチャなのにこうして生きてるもん。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
焦点が、ずれている者が多いのです。例えば、落伍、頽廃にしても、おりゃこんなに暴れん坊だぜ！ みたいなアピールだけで、悲哀のカケラもありませんし。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
暴れん坊としての自己主張がうまくいけばいいけれど、たいがいはそっぽむかれちゃうので。泣きわめいてみても、周りが冷たいのは、泣きわめき方がいけないのかね。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
ですね。そうかと言って、プチブル〔編註・プチブルジョワ、つまり小金持ちのこと〕の悲哀なぞ、噴き出しちゃいます。ブルジョワと、先生みたいな博学のインテリの悲哀は、大きく違います。少なくとも、真剣さにおいて。</p>
<div id="attachment_855" class="wp-caption alignright" style="width: 270px"><img class="size-full wp-image-855" title="またまた飛び降りようとするほろほろ先生。太宰入水地点のオーラがこうさせるのか……" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/houdan3_tobiori.jpg" alt="またまた飛び降りようとするほろほろ先生。太宰入水地点のオーラがこうさせるのか……" width="260" height="195" /><p class="wp-caption-text">またまた飛び降りようとするほろほろ先生。太宰入水地点のオーラがこうさせるのか……</p></div>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
真剣さねぇ。ダザイ定理「苦しみ多ければ、それだけ、報いられるところ少なし」。ここで悲哀に関していえば、プチプルでも博学でもなんでもない俺も、ヤマでころがってるおっさんも違いはあるのか？という疑問がある〔編註・東京のスラム「山谷」のこと。前号の『望郷ミステリーツアー』を参照〕。悲哀の度合いの根比べをしようとしてるわけでもないし、悲哀が重そうだから、ヒトサマからかわいがってもらえるわけでもなさそうだしね。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
そこは大きく違うとの、或る程度の矜持は、必要ではないのでしょうか？深夜、クラブに通い、大勢の売女をひっかけて性行為して、これがオレの悲哀だと述べ、やがて実家に戻り、乾物屋をついだ知人もいます。勿論、ぼくなんてなにも知らない愚物ですから、声を大にしては言いませんが。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
売女、なんて、いっちゃいけねぇ 美しい方たちだ。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
太宰の言葉、ですね。1000人との行為。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
「1000人と寝た女は処女よりも純潔」 だっけか。〔編註・檀一雄『小説太宰治』〕</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
ですね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
しかし、感人せんせは愚物だから、その乾物屋を継いだナントカってのが一番賢いことにいまだ気づかないんだね。やっぱ愚物カントは予定調和的な悲哀は許さんのだろうか。おぼろげに安楽が約束されている悲哀というか、安楽をチラ見しながらいまのうちに苦しんでおきますという態度が。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
勿論、頭には無礼講、そのフレーズには感銘しますが、いかんせん、最後の最後に、実はぼく・わたしはマトモでした！とのたまう方も、多数、この目で見てきたので。破滅していたら、モテるかも！ モテたら、まともに働こう！とのゲスな人物も、存在するのが現実でしょう。</p>
<div id="attachment_856" class="wp-caption alignleft" style="width: 205px"><img class="size-full wp-image-856" title=" 川沿いに揃えられた靴。まさか……" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/houdan3_kutu.jpg" alt=" 川沿いに揃えられた靴。まさか……" width="195" height="260" /><p class="wp-caption-text"> 川沿いに揃えられた靴。まさか……</p></div>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
それは当たり前の処世術です。みんな、モテたいです。働けばモテそうだから働くのか、モテるなら働けそうだから働くのか。みんな一回ぽっきりの人生しか与えられていないとなれば、バイキング形式になってくると思う。すぐお腹いっぱいになったら料金分損するじゃないか。だから、ここでは悲哀をちょこっと、ここでは苦悩を、ここでは安楽快楽を、みたいに小皿にちょいちょいズルく取り分けようとする。ほら、いま山谷せんせがさりげなくホイコーローを取り分けたけど自分だけ肉多いでしょ。これはね、だいたい収支表をにらめっこしてるから出てくる恐ろしい人間法則で、得をした分だけ必ず損をしてゼロに戻そうとする運動があるのです。次は野菜だけ食えよ。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
そういう処世術は、考えるのも嫌ですな。無論、そのズルさをうまく呈示していく事が、書くとの行為なんでしょうね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
さきほどの鼎談でも触れたけれど、太宰が女中たちに悪戯されていたのでは、という問題、どう思いますか？</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
ええ、面白いですね、そのテーマ。しかし、ぼくは、家庭的な問題は、それこそ他人に漏らすな！ と思いますから、先生のおっしゃるテーマは面白いですが、そんな太宰は、がっくりな方ですね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
太宰が言っていた 哀しいこと とはなんだったと思いますか。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
まさに、先生がおっしゃったように、アルで〔編註・アルコールの略〕、どうでもよくなり、最後の最後に、吐いたって事ですかね。</p>
<div id="attachment_857" class="wp-caption alignright" style="width: 270px"><img class="size-full wp-image-857" title="あー！　ほろほろ先生！　入水してる！　玉川上水もいまじゃこんなに小さくなりました。" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/houdan3_jyusui.jpg" alt="あー！　ほろほろ先生！　入水してる！　玉川上水もいまじゃこんなに小さくなりました。" width="260" height="195" /><p class="wp-caption-text">あー！　ほろほろ先生！　入水してる！　玉川上水もいまじゃこんなに小さくなりました。</p></div>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
あれだけ 大庭葉蔵 という名ににこだわっていたのはなんでだったのでしょう。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
後期の作品に、家庭的な事は、集まってますし。然し、そこは、単に、「女中の淫行見た！ デリケートな俺は、ゆるせねえ！」 だけだと思いますが。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
いや、それだけじゃなく 交接について教えられると同時に、実地でやらされていたのではないか。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
ま、でしょうねえ。そこも、裏腹な気持ちで。いいことしてんのに、気持ちでは、泣いてる、みたいな。葉ちゃんについては……。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
そういえば、太宰が一度だけ使った男性器の呼称は「おちんぽ」でしたね〔編註・『人間失格』〕。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
ぼくのおちんぽは、もうアルで、不全です。</p>
<h3>破滅について</h3>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
カント的な悲哀は、「俺はもうホントにあとがないぞ。全身でやってますよ」というところが強みなんだろうけれど、それでどう次につなげていくのか。全身でやってますよ、じゃ誰も食いついてきてくれなくなってきてないだろうか。やりすぎで。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
破滅、狂気とは、後先を考えないものではないのでしょうか？ ぼくはガルシン〔編註・19世紀ロシアの短編作家。自殺してます〕に共鳴しています。勿論、しっかりと破滅することを考えているみなさんが他にいるから、存在しうるのであって、世界全体を考えての「役割」的に敢えてそうしている部分もあります。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
破滅や狂気の定義はあまりにムズいからタッチしたくないけれど、「役割」として意識化された時点で、なにかに吸収されちまうんじゃないの? そこに意匠がはいってくるというか。意匠が入れば、「後先は考えない」なんていってられない。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
破滅派が成功すれば、碑としての、ぼくの存在価値もあるでしょう。お互い、厭世的だと思いますが、犬死は、嫌だ。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
犬死は、嫌ですか。「苦悩を売り物にするなと友人より書状あり」だっけか。俺は全裸的なパフォーマンスがまっすぐだと思って、色々な前科がありましたが〔編註・今回もです〕、なんだろこの空白感は。失敗しました。はい。と、ここで懺悔めいたことを言ってみてもしょうがないけれどね。感人さん、「犬死は、嫌だ」ということは何かを残したい祈りみたいなものがあるということなんだろうか。</p>
<div id="attachment_858" class="wp-caption alignleft" style="width: 270px"><img class="size-full wp-image-858" title="入水後、なんとか生きる気力を取り戻すほろほろ先生。しかし、ストッキングをかぶったまま濡れると窒息します。苦しそうですね。" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/houdan3_chissoku.jpg" alt="入水後、なんとか生きる気力を取り戻すほろほろ先生。しかし、ストッキングをかぶったまま濡れると窒息します。苦しそうですね。" width="260" height="195" /><p class="wp-caption-text">入水後、なんとか生きる気力を取り戻すほろほろ先生。しかし、ストッキングをかぶったまま濡れると窒息します。苦しそうですね。</p></div>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
「苦悩をうりものにするな」 太宰の名言ですね。毎日、『走ラヌ名馬』とのエッセイを読んで、そう生きようと思ってます。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
それなら草野心平〔編註・カエルで有名な詩人です〕で、充分でしょう。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
先生、ぼくなりの、浅はかな想像でも、草野心平の労苦は、美しいとは思いますが、それこそ、苦悩を語るな、見せるな、でしょう。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
苦悩は、伝えてはじめてカタチとなるのので 苦悩の美学うんぬんしている場合じゃないのです。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
ぼくへのお小言ですか？</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
いや、ぼくとあなたに、言うんだがね。ところで、ガルシンが出たけれど、青蛾書房はいいセレクトしてたね。一巻本全集。ガルシン、ヤコブセン、あと長ったらしい名前のロシア作家。この出版社もう潰れたのか〔編註・調べた限りではそうっぽいです〕。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
おお！流石！ ぼくも最近、とんと見ぬ。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
狂って破滅ってぶんまわってりゃいいものが書けるってわけでもないだろうけれど。ヤコブセンの『ベルガモの黒死病』は押しておきます。キリストが逆ギレするというすさまじい設定です。『赤い花』より好き。ごく個人的に。『走ラヌ名馬』なんて、あれだけ凝縮された文学論は他にないと思うが、なんで注目されてないんかな。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
なにはともあれ、ぼくはなにも、駄目っぷりをアピールしているわけでもなくて、そうしないと、そこまでやらないと信用しない人種も多いのです。なにも、蔭でこっそり笑ってるなんて、おこがましいことはしていません。あと、『春の盗賊』もいいですね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
ふーん。ほだね。じっさいやってられんよ。笑うしかない。ここでひとついいキーワードだとおもうが、人はなぜ他人の苦悩を信用したがらないか?　最後はやっぱ自分が一番苦しいと思いたいのかな。</p>
<div id="attachment_859" class="wp-caption alignright" style="width: 270px"><img class="size-full wp-image-859" title="なんとか水から上がり、身体を拭くほろほろ先生。なんか背中が淋しい……" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/houdan3_kigae.jpg" alt="なんとか水から上がり、身体を拭くほろほろ先生。なんか背中が淋しい……" width="260" height="195" /><p class="wp-caption-text">なんとか水から上がり、身体を拭くほろほろ先生。なんか背中が淋しい……</p></div>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
他人の芝生は良く見える。自分の苦悩は誰も知らぬ。それだけの、エゴでしょうか？</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
なんだか、苦悩にせよ、喜びにせよ、共有しようとするエネルギーが減ってきておりはせぬか。あんたのことなんか知ったこっちゃない、で終了。太宰は、「あんたのことなんかしったこっちゃない」、あるいは「あれ。いたの？」みたいな言葉を恐れていたし、そういう言葉がなくなる世界を願っていたんじゃないのか。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
しかし、そう言われるのも、太宰から教わった苦悩でしょう。でなければ、太宰は他界してないでしょう。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
太宰が他界したのは、もうあきらめちまったからなのかね。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
『如是我聞』は、痛々しい名文ですね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
爽快だけれども、最期にきちんと言ってくださった。ラストなんか叫んでるもんな。昔こんな奴がいたな、あはは。みたいな感じで忘れないでくれ、と。俺も叫びたい。昔こんなバカがいたな。あはは。で終わりにしないでくれ</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
織田作も、田中英光も、似たような文章、書いてますね。文壇、縦社会は、如実な問題でしょうね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
それでも消える人はきっちり消えているわけで、太宰の言ったとおり、大衆の眼力は恐ろしいものだと思う。現代、書店行けば、太宰がラストに対決した志賀直哉と太宰が占めてる文庫棚の幅で答えが出てる。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
然し、当時、大家だった佐藤春夫なぞ、最早、興味がある人しか名も知らぬ訳で、かといって、檀一雄なぞは、娘の影響もあるが、まだそこそこ有名でしょう？ そこに破滅の醍醐味もあるのではないか？</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
破滅の醍醐味か。田中英光があれだけの分量の作品を残した上で、太宰の墓前で逝っちまうなんてことをやらかしたにも関わらず、現状、書店の棚には『オリンポスの果実』一冊あるかなきか、という有様も、醍醐味となりうるのかね。誰にとっての醍醐味なんだろう。俺はその辺りが、もうわけわかりません。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
あれは、例えば、『グッドバイ』に対して『サヨウナラ』との文書を書いたとか、完全にエピだったからでしょう、檀の『火宅の人』とかは、そうではないし。〔編註・エピるとは、山谷先生の造語で「模倣者（エピゴーネン）」から来ている〕</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
太宰をはじめとして、いま挙げた無頼派やなんたら派を語ることの難しさは、語っているご当人は太宰本人でも、破滅しているわけでもなく、気持ちのいい場所から話しているなコイツということが見え透いてしまい、うさんくさがられるからなのかな 。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
まあ、破滅っぷりについては、それこそ仰るとおり。最近では、中島らもとかは、完全な破滅者だと思いますが、彼は太宰も安吾も読んだ事ないと言ってます。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
これまでいろんな破滅者がいて、らもだったらアル中をネタにして書いたりしたわけだけれど〔編註・『今夜、すべてのバーで』〕、もう個人的な破滅ネタは商品として消費されきっているように思う。しかしワイドショーの司会者がやたら厳粛な顔をして、犯罪のニュースを「さあ、みなさんも一緒にご検証ください」なんて言っているのは、一見同じようで異質なものが根っこにないか？簡単なガス抜き装置として、ある人間の破滅が気持ちよく消費されてる恐ろしい光景だと思うが。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
らもならば、アル中が高じての躁鬱病入院歴がありますし、檀一雄は旅にでると、一年は連絡もない、英光はエピだけれども、あそこまでやるか！ との行動はしました。</p>
<div id="attachment_860" class="wp-caption alignleft" style="width: 270px"><img class="size-full wp-image-860" title="歯切れの悪い感人先生に「刺す」と襲いかかるほろほろ先生感人先生は凶器がおもちゃと見抜き、余裕の表情。" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/houdan3_sasu.jpg" alt="歯切れの悪い感人先生に「刺す」と襲いかかるほろほろ先生感人先生は凶器がおもちゃと見抜き、余裕の表情。" width="260" height="195" /><p class="wp-caption-text">歯切れの悪い感人先生に「刺す」と襲いかかるほろほろ先生感人先生は凶器がおもちゃと見抜き、余裕の表情。</p></div>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
だからなんなの、と問われたらどうすんだ？</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
ですから、そんな、馬鹿らしい時代でもありますし、だからこそ、強制されている訳でもなく、逆に自分が生きるための手段で、破滅したいのです。太宰は、作家にならなければ、というか、「なっても死ぬ！」の方ですから。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
初期の金字塔で「一度使った、名前で最後を！」 でしょうか？</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
先程話しが途切れましたが、大庭葉蔵に拘ったのもそうでしょうね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
自分が生きるための手段で破滅したいならば、ごく個人的にそこいらで野たれ死んでいればいいわけで、まだ何か語りたいことがある、というか未練があるからのうのうと恥をさらしているの？</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
先生は、いきなりの大望を求めているのでしょうか？最近、広報活動もしてますが、実際、「破滅派」とのタイトルで引く方もあれば、ぼくのアグリーな写真に恐れたとの声もあります。しかし、そんな否定的意見も受け入れながらも、自己をアピールするのが「同人誌」ではないでしょうか？ 太宰の『青い花』『日本浪漫派』もそうだったのでは？</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
これはもちろん揶揄してるとかではまったくなく。大切なテーマだから聞いておきたいので。尋ねたいのは「あとさきなく」破滅するものとして、「その先」は捨てたものとして破滅する役割を引き受けた人間としてのカントが、どうして自己完結的に破滅するのではなく、その存在を伝えようとするか、という点で。まだ自分の言葉が届くかもしれないという期待の感覚があるのかなと。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
生活、金銭、名誉、喝采等の為には、ぼくはもう文章なぞ書きません。役割と述べたのは、高橋氏や、先生の小説を面白く読み、「破滅派」との題材なら、自分にも集客できる部分もあるのでは？ と思いました。確かに、勝手に滅びるのが、一等判りやすい破滅でしょう。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
そこには、まだなにかの役には立てる自分がいてほしい、という願いがあるの？</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
恩返しと言えば叱られましょうが、ぼくなりに、破滅雑文ならば、少しは清算できるかも、と思ったのです。まだ、つまらなく、ごめんなさい。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
そんな謙遜は不必要なことをまず前提として。この辺りで、自分自身もこんがらがっている部分があるので、同人として聞いておきたかった。本当に破滅しているならば、他人のレスポンスもまるで期待せず、もう語らず、滅すればいいじゃないか、と。それなのに自分はしこしこ言葉を繰り出しているのは、まだ外部からの応答を期待しているからで、その感覚がある以上、これはもう破滅ではなく再生のための足がかり。となるならば、「滅びて、はじまる生がある」というコピーは意味を持つから〔編註・「破滅派」でYahoo検索をすると、これが出ます〕。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
太宰の『織田君の死』、あれは読み方によって、全く違う文章として読めるようです。太宰好きのお決まりの台詞ですが、ああ、ぼくもここに描かれているとも、思いました。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
破滅的なソブリであがいてみるのも、「もういっかい」を期待してのものであれば、これはうさんくさいものでもなく、まっとうな破滅っぷりじゃないかと思う。そう言ってりゃあたりまえの話で、破滅派同人は全員ぽっくり逝くことはなく、一番まっとうに世界や人間に賭けているんじゃないのか？とユマニスティック〔編註・人道的〕に語るのです。でなきゃ実のところ、やってられない。カント氏は最も世界に、人間に期待していたんじゃないのか？その祈りが強烈過ぎたゆり戻しでこうなっちまってんではないのか？</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
勿論、同人のみなさんの、その部分にも共感してはいるから、参加させて貰っているのです。然し、もう三十歳過ぎましたが、夭逝する仲間がいた方が、同人誌は盛り上がるもののようです。昔のことにひたるわけではありません。ぼくは未だこうしてピンピンしてますし。おちんぽは不全ですが。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
感人せんせに夭逝されたら悲しいのである。なんとなれば俺がおそらく誘導しているポイントは、破滅派同人ほど人間を見限ることなく、自分を見限ることなく、根っこに期待の感覚を宿している連中もいないと思うからで。翻ってワイドショウなりで、無感覚にヒトサマの破滅を吸い取って生活している人間ほど危険なものはない。てわけで「壊れているのは世界の方だ」に帰着する〔編註・東京各地の大学・書店に配っている破滅派フライヤーのコピーです〕。あー。太宰はあまりにまっとう過ぎた。カントもかなりまっとう過ぎました。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
そこは、お互いの信念は、通したく思います。小生は先生を尊敬すらしてますし。『ダスゲマイネ』の羞恥心についての部分、あれが脳裏から離れませぬ。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
最後は羞恥心どころではないんじゃないか。羞恥心に拘泥してたら何も進まないところまできてると思う。太宰にしろ、ラストにはもういい加減にぶち切れて吼えてグッドバイだよ。だから「おはめつ」は転じてよみがえりの言葉としてうけとっておきたい〔編註・「おはめつ」は流行らせようとしてますが、ぜんぜん普及しません〕。同義的なるものとして。こういうことを言っても当たり前じゃんというかみもふたもないが、こうでも言わないとやってられないから言っておきます。しかしカントはん、固有名詞と引用でうまくかわしてますな。肉声をここらでひとつ言ってしまいなさい。本当の言葉を。</p>
<div id="attachment_861" class="wp-caption alignright" style="width: 270px"><img class="size-full wp-image-861" title="感人先生に「ほんとうのこと」を言わせようと、実家から取り寄せたひょっとこのお面で襲いかかるほろほろ先生。" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/houdan3_hyottoko.jpg" alt="感人先生に「ほんとうのこと」を言わせようと、実家から取り寄せたひょっとこのお面で襲いかかるほろほろ先生。" width="260" height="195" /><p class="wp-caption-text">感人先生に「ほんとうのこと」を言わせようと、実家から取り寄せたひょっとこのお面で襲いかかるほろほろ先生。</p></div>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
先生にそこまで鼓舞して頂いて、光栄に思っております。書くと生きるとは同意語ですが、書き終えると、他界とも同じでしょう。今度、『人間失格』での、堀木と葉蔵の遊びでもしましょう。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
んーと あれやね。カントの肉声は「もっと生きたい」か。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
『人間失格』で、葉蔵が堀木にからかわれ、「それを言うな！ ギャッという悲鳴がでる」と、悲しくお道化した部分は泣けますね。</p>
<h3>放談自体が破滅</h3>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
ここで同感して「うんうん泣けるよね」なんて言いたくないのである。先ほどの遊びを流用させてもらえれば?「山谷感人」のアントニム〔編註・対義語〕は「破滅」だな。コアに至る話にフィルターがけはやめましょう〔編註・破滅派連載の『＊＊＊＊年のフルーツボール』を読みましょう〕。生きたいなら、生きたい。幸せになりたいなら、幸せになりたい。そういえばいいじゃないか。夭逝なんて、甘い手は通用しない。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
いや、正直、まずは第一に、先生等とこうして語る事ができ、喜びを感じているのは大変な事実です。しかし、それと生活のあり方は、別問題です。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
生活のあり方を云々するとは、これまた律儀な破滅者だね。生活もすべてひっくるめて、「いま、ここ」の言葉に約される。なぜはぐらかす？なぜ本当のことを言おうとしない？ 汚らわしい羞恥心と卑劣な低頭。俺は君を間違った太宰の読み手と断じきり、ここで放談を終了とする。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
処女のような反論ですが、対話を打ち切れば、諸々の問題しか跋扈しないのですよ。当方、永遠を求める刹那主義な故、根気がないのです。太宰の『春』とのエッセイ、身にしみます。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
身にしみたから、なんだ。 諸々の問題？ しょーもねぇことばっかいって逃げ隠れしてんじゃねえ。永遠を求める刹那主義の方がよっぽどうっとうしい。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
プロ野球選手、サッカー選手、偶像にあこがれて、躍起になる事が夢でしょう。太宰好きならば、勿論、根本として、そこは維持しないと。先生の意見も至極、有り難いですし、ぼくも、中期の作風を一等、愛してますが。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
一般的な太宰好きの見解を逆転して、太宰は永遠も求めず刹那の快楽も否定した現実主義者だと思ったことはないのか。あれだけ執拗に人間の生活と麻痺した感覚を取り戻そうと地道に努力した太宰を、永遠を求める刹那主義だと?</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
引用して、また逃げているのではないが、『懶惰の歌留多』の中で描かれている、売女との会話を読めば、そうかもしれません。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
かもしれません、じゃありません。絶対に刹那主義ではない。『懶惰の歌留多』の売女の対話は、「これから」を期して、過去の暗い素材を拾い上げてきたのです。まさにあの作こそ、地道にやりますとの決意表明だったんじゃないか。カントせんせ、その緑茶ハイはうまいか。そうやって太宰を一番ラクなトコロに引き寄せて都合よくもてあそんできて飲む緑茶ハイはおいしいですか。小奇麗に取り込んだ、なんともお手軽なツールとしての太宰は役にたちましたか。おねーちゃんもしっかり抱きこめましたか。反省も愚直な努力もクソクラエ、甘えドコロ文学にまかせておきましたか。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
ですから、ぼくたちは今、伝えようと、動き始めたのでしょう？　僕が書く理由は、そこだけなのです。所謂、太宰に対しての矜持。他は求めません。然し、先生は定義において支離滅裂なトコロもあり、また、「裏の裏は表」の意見が判らないようですな。ともあれ、ありがとう。ファック・ユー。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
ファック・ユー。苦言ではなく愛です。難詰してもしょうがないが難詰じゃないこと分からないかね。この誠実さ分からんかねこの小僧は。いささかの逆説を弄せば、太宰なみにしらふでいられる人間を目指すべきでしょう。もう少し本をきちんと読みなさい。小僧。</p>
<div id="attachment_862" class="wp-caption alignleft" style="width: 270px"><img class="size-full wp-image-862" title="かぶっていたストッキングで首をしめるほろほろ先生。感人先生の手首の角度がいいですね。" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/houdan3_kubishime.jpg" alt="かぶっていたストッキングで首をしめるほろほろ先生。感人先生の手首の角度がいいですね。" width="260" height="195" /><p class="wp-caption-text">かぶっていたストッキングで首をしめるほろほろ先生。感人先生の手首の角度がいいですね。</p></div>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
逆ギレですか？　あんまり調子にのってると、殴りますよ?</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
なんだ。やるのかお前。いい根性してるじゃないか。こいやヒゲ。「あとは、殴るだけだ」というのはこれが最後の最後のコンタクトですよ。<br class="clrL" /></p>
<div id="attachment_863" class="wp-caption alignright" style="width: 270px"><img class="size-full wp-image-863" title="こういう結末になることは、ほろほろ先生が入水した時に、こうやってかっこつけてた感人先生の写真で明らかですね。" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/houdan3_kakkotuke.jpg" alt="こういう結末になることは、ほろほろ先生が入水した時に、こうやってかっこつけてた感人先生の写真で明らかですね。" width="260" height="195" /><p class="wp-caption-text">こういう結末になることは、ほろほろ先生が入水した時に、こうやってかっこつけてた感人先生の写真で明らかですね。</p></div>
<p><strong>編集部</strong><br />
この後、ほろほろ先生と山谷先生が壮絶な乱闘を繰り広げたのは写真のとおりです。太宰治に中原中也がからみ、檀一雄がコテンパンにしたのは有名な話ですが、その逸話が目の前で再現されたような感慨がありました。破滅派編集部としては、乱闘騒ぎに一切関知しておりません。写真を撮っていただけです。</p>
<p>なお、写真を見る限りではほろほろ氏優勢ですが、後半に本気を出した山谷先生にぼこぼこにされ、最後は泣いて謝ってました。こんな清々しい大人の喧嘩を見たのははじめてです。</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>ルサンチマン鼎談「太宰治特集」</title>
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		<pubDate>Mon, 14 May 2007 18:35:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>破滅派編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[対談など]]></category>
		<category><![CDATA[バカ]]></category>
		<category><![CDATA[文壇事情]]></category>
		<category><![CDATA[純文学]]></category>

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		<description><![CDATA[太宰治大好きの２人が集まって、てんやわんや。なぜ太宰治はこれほどダメ人間をひきつけるのか？　あと、なんで太宰好きはみんな「自分のことが書いてある！」っていうの？　ゆかりの地三鷹を散策して、そのついでに特別ゲストと鼎談。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h2><img class="alignnone size-full wp-image-94" title="ルサンチマン鼎談「太宰治特集」" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/teidan003.gif" alt="ルサンチマン鼎談「太宰治特集」" width="500" height="241" /></h2>
<h3>三鷹散策</h3>
<p>※今回の鼎談は三鷹散策の写真とともにお送りします。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
本日は太宰治を心から愛するほろほろ先生と感人先生には太宰治ゆかりの地・三鷹を練り歩いてもらったわけですが、だいぶハジけてましたね。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
そこは我等、『破滅派』ですから。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
ハジけるというか、もう何もないですから。私が死んでもダザイがいるから。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
なるほど。それでは、特別ゲストのＸ氏にも参加していただきましょう。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
あ、どうも。照れるね。</p>
<div id="attachment_841" class="wp-caption alignleft" style="width: 205px"><img class="size-full wp-image-841" title="三鷹禅林寺には太宰治のお墓があります。破滅派フライヤーを捧げてきました" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/teidan3_ohaka1.jpg" alt="三鷹禅林寺には太宰治のお墓があります。破滅派フライヤーを捧げてきました" width="195" height="260" /><p class="wp-caption-text">三鷹禅林寺には太宰治のお墓があります。破滅派フライヤーを捧げてきました</p></div>
<p><strong>編集部</strong><br />
では、太宰のどこが好きかについて、まずほろほろ氏からお願いします。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
いきなり難しい質問ですが。核心に迫ろうとする態度と独特のリズム感でしょうか。日本語であれだけの音階を引き出せた文章家はおりません。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
まず、破滅派との言葉に引かれた者ならば、太宰は通過儀礼と断言してよいでしょう。小生、彼の為に狂い、そうして生かされもしました。<br />
<strong>Ｘ氏</strong><br />
彼はね、まっすぐなんですよ。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
まっすぐなんだね。そのまっすぐつかみとろうとする方法の委曲の尽くし方がうまいのです。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
そうですね。また、他人愛と、反逆にあふれていた闘士でもあります。世間への第一声、『葉』を読めば判りますね。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
あれは一番いいよ、出せれば死んだっていいというのは嘘じゃない。ひねくれてまっすぐなんだ。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
わざわざ挿入されてる『哀蚊』 なんか、いま考えりゃかなりホラーなんだよ。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
日本橋の真ん中で真っ裸でいる事、それが書く事なんだとの意見には、驚愕しました。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
それは「悲しかったら、うどんかけ一杯と試合はじめよ」〔編注『HUMAN LOST』〕なる荒っぽい太宰だね。けれど真っ裸でいることはそれでおしまいになるから、やることは地道にやりますと。文章に関して「いかに天衣なりといえども、無縫ならば汚くて見られぬ」」〔編注『もの思ふ葦』〕とおっしゃっていた言葉の内実は、ほころびを自覚しながらも絶えず紡いでいたということじゃないですか。少し脱線するようですが、太宰は曜変天目茶碗のような美を否定していたように思います。あくまで人化の力を信じ続けたかったというか。だからこそ泣きごと言いたくなる気持ちも分かりますが。</p>
<div id="attachment_842" class="wp-caption alignright" style="width: 270px"><img class="size-full wp-image-842" title="なぜかうなだれる２人。後方にいるのはX氏？" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/teidan3_dogeza.jpg" alt="なぜかうなだれる２人。後方にいるのはX氏？" width="260" height="176" /><p class="wp-caption-text">なぜかうなだれる２人。後方にいるのはX氏？</p></div>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
まあ、辻音楽師である事の苦悩、その後の作品でも何度もふれてますね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
その辻音楽士系うんぬんは出し入れの仕方も卑怯なんだけれどね。自作をひかれものの小唄として片付けてしまう彼の韜晦趣味は措くとして、そのあたりの弾き語りのにーちゃんと決定的に異なるのは、文章に対する、比類ない思い入れと才覚と技術。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
まあ、そこのセンス、然し諸々な大衆をも引き込むのが、太宰の才能ですね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
そう。だから愚痴いっていても提出の仕方が丁寧で、つばはいてるようには思えない。「ああ、おれにもあるよその気持ち ダザイ 。なんでここまでわかってくれちゃうの」となる。</p>
<p><strong>Ｘ氏</strong><br />
清潔じゃなきゃ、他人には見せられないよなあ。あれは、才覚だと思いたくなるすっきりした感じがあるね。だから、他人も憧れるんだろう。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
勿論ですね。例えば、尾崎豊なぞ等とは、造りが違うのです。現在に生きていても、バイクを盗んだから、どうしたこうした、怒ってるぞ！　なんちゃらかんちゃら、の悲哀は述べぬでしょう。天賦が全く違います。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
それに付随して小耳に挟んだオハナシですが、「桜桃忌」にいらっしゃっている若者にインタビューしたところ、「尾崎豊なんてフルいっすよ。やっぱダザイですね」とのお返事だったそうな。しかし彼は尾崎がボロボロになるまでダザイを読み込んでいたことを知っていたのでしょうか。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
すみません。小生は一度も、尾崎豊をまともに聞いたことがありませんので、たんに引用として名を挙げました。ところで、小生が好きな作品は、『花燭』『秋風記』です。身にしみます。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
「燭を点して 昼を継がん」 の気持ちはどれだけ、感じられるのか。おいおい、真昼間に燭、点してどうすんだよといわれかねない。</p>
<h3>やっぱ太宰だ</h3>
<div id="attachment_843" class="wp-caption alignleft" style="width: 205px"><img class="size-full wp-image-843" title="禅林寺には森鴎外の墓もあり。感人先生は調子にのってマブダチポーズ" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/teidan3_ougai.jpg" alt="禅林寺には森鴎外の墓もあり。感人先生は調子にのってマブダチポーズ" width="195" height="260" /><p class="wp-caption-text">禅林寺には森鴎外の墓もあり。感人先生は調子にのってマブダチポーズ</p></div>
<p><strong>編集部</strong><br />
さすがみなさん、お詳しいですね。引用もポンポン出てきます。太宰治の「人間失格」は毎年１０万部近くも新潮文庫で売れているそうです。どの時代でも、とくに若者に人気があるのはなんででしょう。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
若い頃だけ人間はまじめなんだ。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
僕が聞いておきたいのは『葉』を書いたあと、さっさと『人間失格』書いてぽっくり逝けばよかったのに、どうしてあんなにあがいたのか、ということです。そのおかげで中期のふるふるきちゃう作品群よめるからしやわせですが。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
そりゃ、生活っていうものの恐ろしさは捨てられないことだかね。『十五年』なんかはぞくっとする。君たち、船橋には行ったかい？</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
住んでました。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
船橋、１０００回は行ってますね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
愛や信頼が、蛇口をひねれば水、てな感じでリットル単位の涙でじゃーじゃー消費されているご時世、彼の投げかけた愛はもう一度よみがえってきますよ。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
ですね。統計的に、現在ほど愛をアピールしている世代もないらしいですが、太宰の言うトコロの、愛とは大幅に意義が違います。でも、中期の『鴎』『善蔵を思う』等、小生は読んで、声を放ち泣きました。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
他にもゆかりの地は行ったかい？</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
津軽、熱海、甲府、三島、荻窪、三鷹等、太宰のゆかりの地は全て廻っております。</p>
<div id="attachment_844" class="wp-caption alignright" style="width: 270px"><img class="size-full wp-image-844" title="感人先生が足蹴にしているのは、青森金木町の石。太宰入水地点に置かれてます。" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/teidan3_ishi.jpg" alt="感人先生が足蹴にしているのは、青森金木町の石。太宰入水地点に置かれてます。" width="260" height="195" /><p class="wp-caption-text">感人先生が足蹴にしているのは、青森金木町の石。太宰入水地点に置かれてます。</p></div>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong></p>
<p>とかく太宰好きというのは、同類を嫌うという傾向がありますが、山谷先生は僕のこと嫌いですか。三鷹道中でもだいぶロング缶を消費されていたようですが。しらふではもう、自分のナマの感情に向き合えないというのは、危ういですよ。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
そんな事はないと思います。ただ太宰に関しては、しったかぶりも多いのも事実です。愚物ながらも当方、太宰に関しては真摯です。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
どうせ後で毒づくんだ、そんなこと確認しなくたっていいじゃねえか。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
そうですね。いまさら太宰に義理立てしてどうすんの。しったかもへったかもなく好きならいいじゃないですか。カクレ太宰 というものがあるくらいで、なぜみなは太宰好きをおおっぴらに公言しないのでしょうか。羞恥心ですか。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
ずるいんだよなあ。好きって言わなければ言ってもらえると思ってるんだよ。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
太宰治を「卒業」する人が多いというのは、東大国文科教授の安藤宏氏もされていましたね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
御大がでましたね。 他の方々は「青春のはしか」みたいなものだと言われ続けてますが、これは太宰に対する抗体ができたということで、卒業すればなんだか大人になったような気分になるのですか。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
大人になったんじゃない、逃げたんだ。なんといったって逃げだよ、あれは。変な笑い方を覚えたって、おとなになったことにはならない。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
なんだか、X氏、よくわかってますね。怖いくらいですが。安藤様の近著『太宰治 弱さを演じるということ』についてはどう思われますか。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
あれは、ひでぇ。みちゃいられねえ。演技を見抜いたフリをするのはね、簡単ですよ。しかも、それを許容したフリまですれば、いい子ちゃんのできあがり。でも、そんなのつまらない。太宰にはそうじゃないものがなお残っているからね。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
太宰が学生の頃の、プーシキンを意識した写真に、全てが現れているとも思います。『如是我聞』もそうですが、日本の狭いカテゴリーでは、存在しえなかった人物なのでしょう。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
なるほど そうじゃない部分、というのは、実地で女と海にダイブしたり、ヤク中になったりしたことでしょうか。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
ま、共産党からは逃げたけどね。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
そこを逆に買ってもいます。</p>
<p><strong></strong></p>
<div id="attachment_845" class="wp-caption alignleft" style="width: 205px"><strong><strong><img class="size-full wp-image-845" title="太宰が植えたさるすべりの木にて。ほろほろ先生がかぶっているのはストッキング。プライバシーが気になるそうです。" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/teidan3_sarusuberi.jpg" alt="太宰が植えたさるすべりの木にて。ほろほろ先生がかぶっているのはストッキング。プライバシーが気になるそうです。" width="195" height="260" /></strong></strong><p class="wp-caption-text">太宰が植えたさるすべりの木にて。ほろほろ先生がかぶっているのはストッキング。プライバシーが気になるそうです。</p></div>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
山谷先生はだいぶ実地でいってらっしゃるようですが、どんなことをやらかしてきたんですが。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
津軽旅行、作品と同じ行程をたどりました。乳母のタケと出遇った小泊村では、当時、太宰が訪れた時は鬼米のスパイじゃないかとも思われたらしく、小生も村民にエセ津軽弁で話し掛け、ドン引きされました。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
津軽は懐かしいね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
「山谷感人 山谷感人を演じるということ」 その行動に至るチカラは太宰と一体化したいという欲望なのでしょうか。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
あくまでも、共感です。一体化したいとの思いは、それこそはしか的な太宰ファンに多いようです。例えば『パンドラの匣』、評価は低いようですが、小生は好きです。それを厭々書いていた太宰の思い。動かないと、見えないものもあるでしょう。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
そうして、いまも動くために緑茶ハイをあおってると。「私は真実のみを、血まなこで、追いかけました。私は、今真実に追いつきました。私は追い越しました。そうして、私はまだ走っています。真実は、いま、私の背後を走っているようです。笑い話にもなりません」〔編注『碧眼托鉢』〕という言葉があったはずですが。僕も山谷先生もなにかしらの真実が欲しいのですかね、ここまで執着するのは。ぶっちゃけていえば早く知りたいのですよ。彼が目指したものを手中に。X さんはもう手にはいりましたか？</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
手に入ったら、ここにはいないねえ。日々あがいてますよ。結果的に踊ってます。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
後期の『父』『ヴィヨンの妻』等、動きたくなくても動かざるを得なく、傷ついてるとの、名文ではないのかしら？</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
あそこまでいくと、もう怖いのでついていけませんが、からっぽ放心というか。だから僕は『トカトントン』的ではなく、色彩がある中期にどうしてもすりよりたくなるのです。</p>
<h3>やっぱ中期だ</h3>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
それは勿論です。中期手前の『姥捨』も、一見乱暴のようですが、愛、希望に満ちていますね。</p>
<div id="attachment_849" class="wp-caption alignright" style="width: 253px"><img class="size-full wp-image-849" title="ようするにこういうことでしょうか" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/teidan3_graph.gif" alt="ようするにこういうことでしょうか" width="243" height="268" /><p class="wp-caption-text">ようするにこういうことでしょうか</p></div>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong></p>
<p>僕は単純に太宰曲線というものを昔考えたんですが、Y軸の原点は自己破壊絶望系で、希望信頼系に向かって上昇していくと。X軸は時系で。これはすごく強引ですが、グラフは綺麗に山型になってるな、と。「中期」の頂点を維持したままいくことはできなかったのかな、とね。そこは個人的な甘ちゃんの願いでしょうが、ラストに『人間失格』やられても、「あーああ」って感じじゃないですか。結局どうあがいてもこうなっちゃうの、みたいな。「自転車で青葉の滝」はやっぱムリならどうすりゃいいの？</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
あがけばそれだけ美しいじゃないの。死んでしまえばわからない。許してくださいとは言ってあったはず。君は家庭に憧れてるかい？ 太宰治と家庭は手に手を携えることができなかったけれど。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
憧れているからこそ、こんなに悶えているのかもしれません。ちくま文庫版太宰全集は個人的禁書にして押入れにいれといて、時々チラチラ覗いてます。ところで最近考えるのは「太宰治と父性」というテーマですね。「中原中也と医学」ではありませんが。『人間失格』のラストでは「葉ちゃんがこんなことになったのも全部オヤジのせいだ」云々と書かれております。ここんとこ、どうなんでしょか。やっぱ&#8221;There will always be a father&#8221;ですか〔編註・『心臓を貫かれて』中公文庫〕。同じくガキの頃に下男女中連中に「哀しいことを教えられ、犯されていました」と語り、これは人間の行いうる犯罪の中で最も醜悪で下等で、残酷な犯罪だ、とも言ってますが、ここらあたりはドスト的なんじゃないかしら。</p>
<p><strong></strong></p>
<div id="attachment_846" class="wp-caption alignright" style="width: 270px"><strong><strong><img class="size-full wp-image-846" title="X氏に作品を読んでもらう両氏。といっても、X氏って高名な作家なの？" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/houdan_readingdazai.jpg" alt="X氏に作品を読んでもらう両氏。といっても、X氏って高名な作家なの？" width="260" height="195" /></strong></strong><p class="wp-caption-text">X氏に作品を読んでもらう両氏。といっても、X氏って高名な作家なの？</p></div>
<p><strong>X氏</strong><br />
家庭というのは大切なものだからこそ、裏返ると怖いよ。子供はそこから逃げられないからね。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
太宰が、富栄に殺された説はどうなんでしょうか？</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
いやあ、それはねえ…… 過ぎてしまった話だけれど、美知子さんには可愛そうなことをしたね。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
安吾も言ってたけど、もうアル中進行していて誰でもよかったんじゃないか、と僕は思います。手酌してくれて身辺の世話してくれりゃゴリエでもよかったと思う。山谷センセでもね。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
同意見です。然し、井伏、亀井、山岸氏等は、警察に馘に紐で締められた後があると、聞かされたようですし。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
たとえ殺されていても 他殺自殺はもう問題じゃない地点ではなかろうか。もう彼はいっぱいいっぱいでした。どのみちラクになって僕はちょと安心してます。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
うん、まったくそうだ。あの後も続いてたと思うと、想像だけでもぞっとするよ。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
しかし「井伏さんは、悪人です」の真意はどこにあるんだろう？あれやっちゃったら、ああやっぱりか太宰、やっぱりぜーんぶイヤだったんだねと、いう思いでふらつきました。</p>
<div id="attachment_847" class="wp-caption alignleft" style="width: 270px"><img class="size-full wp-image-847" title="太宰の死んだ玉川上水にて。たそがれる両氏。" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/teidan3_kawara.jpg" alt="太宰の死んだ玉川上水にて。たそがれる両氏。" width="260" height="195" /><p class="wp-caption-text">太宰の死んだ玉川上水にて。たそがれる両氏。</p></div>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
絶筆の『グッドバイ』も、真骨頂でもある軽み全開の名作だと思いますし、続きも読みたかったけど。井伏さんへ、あれは彼にでなくても、良かったんだと思います。例えば、恩人の北さん、中畑さんへにも含め、あくまでも世の中の健全、それを堪えいている存在への苦言だと思います。</p>
<h3>で、太宰とは</h3>
<p><strong>編集部<br />
</strong>ではそろそろまとめに入らせてもらいます。それぞれ、太宰治の魅力について、語ってください。</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
魅力、なんておこがましい。とにかく、作品を見ろとしか、言いようがありません。破滅派、少なくとも小生は、太宰の存在がないと、今、こうして飲んでいません。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
うん、繰り返しになるが、まっすぐなことだよ。それ以外、必要なことなんてないんだ。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
これまた難しいですが、最後は太宰のもつ「怒り」に尽きるのではないかと思います。最近、半端モノのやさしさの大合唱で疲れてるので。太宰クラスの「怒り」をもって人に対することができるか、生涯つきまとってくる問題だと思いますが。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
みなさんの思いいれが伝わってきました。ありがとうございました。</p>
<p><strong>X氏</strong><br />
うん。グッドバイ。</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
え、もう帰っちゃうんですか</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
あれれ？ 小生は緑茶ハイを三杯、追加しましたぞ！</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
じゃあ、もうちょっと飲みます？</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
編集部さん、あれ誰だったんですか。僕はもうちょっとお話したいですが</p>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
いや、泥酔して、死にそうでかなわねえ！そうそう、Xは誰ぞや？</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
同人のぱるおさんの紹介でして。なんか、太宰好きな人みたいですけど。</p>
<p><strong></strong></p>
<div id="attachment_848" class="wp-caption alignright" style="width: 270px"><strong><strong><img class="size-full wp-image-848" title="お墓の前で撮った写真に写り込んでいたX氏…… ていうか、ほろほろ先生の格好なに！？" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/05/teidan3_three.jpg" alt="お墓の前で撮った写真に写り込んでいたX氏…… ていうか、ほろほろ先生の格好なに！？" width="260" height="190" /></strong></strong><p class="wp-caption-text">お墓の前で撮った写真に写り込んでいたX氏…… ていうか、ほろほろ先生の格好なに！？</p></div>
<p><strong>山谷感人</strong><br />
モノホンか？ それとも天才的な素見しか？</p>
<p><strong>ほろほろ落花生</strong><br />
モノホンでもありでしょう。太宰治の現在性を考えればそこにおっしゃられていてもおかしくない。</p>
<p><strong>編集部</strong><br />
う～ん。どうだったんでしょうか。それでは、この続きは近々（2007年5月）アップ予定である「<a href="http://hametuha.com/syoko/dialogue/95/">破滅派放談</a>」で。</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>ルサンチマン鼎談「作家のIT偏差値」</title>
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		<pubDate>Sat, 31 Mar 2007 18:28:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>破滅派編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[対談など]]></category>
		<category><![CDATA[IT]]></category>
		<category><![CDATA[余計なお世話]]></category>
		<category><![CDATA[文壇事情]]></category>

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		<description><![CDATA[古いメディアの帝王である「作家」はアイチーをいかに使いこなしているか？ ＨＰも自分で作らにゃならん者たちの魂の叫びを聞け！]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h2><img class="alignnone size-full wp-image-92" title="ルサンチマン鼎談「作家のIT偏差値」" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/teidan002.gif" alt="ルサンチマン鼎談「作家のIT偏差値」" width="600" height="160" /></h2>
<p><em>編集部</em><br />
それでは、これよりお三方に作家のＩＴ偏差値についてお話していただきます。<br />
まず、このサイトのデザインを手がけている貯蓄さんよりお願いします。</p>
<p><strong>貯蓄</strong><br />
作家のウェブサイトを眺めていて思うのは、文壇での知名度あるいは人気と、その作家のウェブサイトの立派さはかならずしも関係ないということです。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
たしかにね。<a href="http://www.bungaku.net/higan/">島田雅彦</a>氏とか、<a href="http://www.funk.ne.jp/~gen1rou/index.html/">高橋源一郎</a>氏なんて、更新されてないもんな。本業で忙しい人はそんなことやってる暇ないんじゃないか。ぱるおさんもそうでしょ？</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
本業ってなんだ。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
林業関係者の方とうかがってますが……</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
あ、手が震えるのはそれか。別のナニかかと思ってたよ（笑）</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
酒でなくて電ノコもだね。ぷるぷるきてるのは。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
ぱるおさんって、ネット見るんですか?</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
いやおめーらが用意してくれたからここにいるわけで。 そこにおいてあるパソコンてなんですか？ という話からだ。この鼎談前にちっとは勉強してきたよ。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
まあ、ぱるおさんは読書家だから、ネットなくてもいいのかもしんないですね。というか、エッセイとかそういう仕事がある上でサイトにも文章書くのは面倒だよね。それ以上のことが書いてあるサイトってある？</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
早くからウェブ上で小説を販売している方もいましたね。<a href="http://www.jali.or.jp/tti/">筒井康隆</a>さんとか。でもインターネット小説は昨年で終了したようです。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
やっぱなぁ。紙だろ。木だろ。なんだよこのチカチカしてんの。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
ぱるおさんはやっぱり森に帰ったほうがいいんですかねえ。でも、今はケータイ小説とか凄いらしいですよ。ぱるおさんの作品も、ウェブに適応させないと。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
んなもんかい。そういう社会的なもろもろに適応できないヤツラが読んでるんじゃないのココ。でもまあ、ウェブは別か。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
作家のウェブサイトへの取り組みをおおざっぱに分類しちゃいました。</p>
<ol>
<li>ぜんぜん作らない人。</li>
<li>すべてひとりで手作りしたい人。</li>
<li>他人に作ってもらって放置。</li>
<li>他人に作ってもらい、本人も参加してアクティブなサイト。</li>
</ol>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
アクティブに木を切ってる俺は４だな。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
ぱるおさんの好きな<a href="http://www.terumiyamoto.com/">宮本輝</a>も４ですよ。会員制で、ちょっと腰が退けちゃうけど。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
でもきれいにできてますね。ファンサービスを大事にされている印象を受けます。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
このべんとばこみたいのなかにテルがいんのか。……おわ。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
戦後復興期みたいな反応が、ある意味新鮮だ（笑）。どうですか？</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
このヒゲめがねおじさまがテルなのか。なんだよこのカメラ目線は。みつめられても困るが。しかしだいぶはげたな。俺よりはマシだが。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
ぱるおさんの好きだった頃の輝氏はスポーツ刈りでしたもんね。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
あの頃は暴れてたからな。俺もテルも。いつのまにこんなにルートがわかれてしまったんだろな。 おい。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
他の作家のサイトも見てみましょう。デザイン的にはどうでしょう。</p>
<div id="attachment_832" class="wp-caption alignleft" style="width: 190px"><img class="size-full wp-image-832" title="野阪昭如といえば、サングラス。優しい目は生れつき、せめて目元だけはハードに" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/04/teidan_sunglass.jpg" alt="野阪昭如といえば、サングラス。優しい目は生れつき、せめて目元だけはハードに" width="180" height="144" /><p class="wp-caption-text">野阪昭如といえば、サングラス。優しい目は生れつき、せめて目元だけはハードに</p></div>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
でも、ビジュアルのいい作家にはプロモーションの機会になりますよ。<a href="http://www.j-tsuji-h.com/">辻仁成</a>とか<a href="http://www.machidakou.com/">町田康</a>のはオサレですね。綿谷りさのはないけど。あ、<a href="http://www.nosakaakiyuki.com/">野阪昭如</a>氏のは若かりし頃のお写真がカッコいい。「リハビリ中」の文字も光ってますね。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
表現手段として、あるいは情報発信手段としての用途の自覚のしかたによって、ウェブサイトへの力の入れ方も違ってくるんでしょうね。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
高橋君もそろそろ脱いだらどうなんかね。</p>
<div id="attachment_833" class="wp-caption alignright" style="width: 130px"><img class="size-full wp-image-833" title="脱ぐといってもこれが限界（高橋談）小さな傷は手術の痕。保険はまだ降りていないとか" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/04/teidan_knee.jpg" alt="脱ぐといってもこれが限界（高橋談）小さな傷は手術の痕。保険はまだ降りていないとか" width="120" height="152" /><p class="wp-caption-text">脱ぐといってもこれが限界（高橋談）小さな傷は手術の痕。保険はまだ降りていないとか</p></div>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
無名のぼくがいきなり脱いだって、ただの見せ損じゃないですか（笑）。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
唐突に、<a href="http://www.tatematsu-wahei.co.jp/">立松和平</a>さんのサイトを見てみました。<br />
南極コーナーが独立しているところがイイ！思わず写真を見てしまいます。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
この左上メニューのフォントはどういう意図なんだ。怪奇小説系の作家さんだったっけ。この方。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
フォントだ（笑）。<br />
「えほん」っていうのがいいですね。これはもう作家としての活動をほとんど超越してるな。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
「和平発言」は某アニメを思い出させるな。「えほん」のFlash使いもどことなく奇怪だ。あまり関係したくない方ではある。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
プロフィール写真をクリックすると、大判印刷できそうなくらいのファイルサイズで写真がポップアップです。これは一体？</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
クリックしたら、パソコン動かなくなったぞ。おーい、どーしてくれんだ？</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
めちゃくちゃファイル重いんですけど。立松先生のポスターをダウンロードできるというファンサービスの一環なのでしょうか。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
こういうブロマイド的な使い方もできるんだね。<br />
作家の顔って案外わかんないから。<br />
そういや、ぱるおさんはブロマイド世代（？）ですよね？<br />
誰の持ってますか?</p>
<div id="attachment_834" class="wp-caption alignleft" style="width: 170px"><img class="size-full wp-image-834" title="ぱるお先生のお道具箱から発見されたブロマイド" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/04/teidan_tange.jpg" alt="ぱるお先生のお道具箱から発見されたブロマイド" width="160" height="248" /><p class="wp-caption-text">ぱるお先生のお道具箱から発見されたブロマイド</p></div>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
松田聖子の所蔵は負けんだろな。</p>
<p><em>編集部</em><br />
なにか個性的なサービスのあるサイトはないでしょうか？</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
<a href="http://www.oni6.com/">団鬼六</a>先生のオフィシャルサイトです。アダルト関連の認証があります。しかもこんな記述が……<br />
「最近の団鬼六 News ! 受験用テキストに！河合塾作成の国語教材に団鬼六著の『牡丹所収』が使用されています。」</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
こういうのがあったら俺も高校いけたんじゃねーかな</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
あ、ぱるおさん中卒だったんですか……。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
有料コンテンツ会員様入口はいったらなんかヘンだぞ おい</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
大丈夫、ぱるおさんクレジットカード持ってないから。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
認証画面ですよ。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
ぱるお と入れりゃいーんだな。<br />
ユーザー名 : ぱるお<br />
パスワード : 炭焼<br />
といれたが同じ画面しかでてこねーぞ。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
じゃ、次。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
<a href="http://www.abegeorge.net/">安部譲二</a>氏のページにある履歴書はサイコーですね。ぱるおさんもこんな感じの来歴?</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
にたよーなもんじゃねーかなぁ。書くことあるだけまだましやね。しかし狙いすぎでアクが強い。履歴書や手配写真みたいなネタを用意しとく時点で十分「大人げある大人」なんじゃねーか。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
とても活気があると思うのは、<a href="http://www.yoshimotobanana.com/">よしもとばなな</a>さんのサイトです。たんなる作家の名刺がわりの機能に終わっていなくて、ウェブサイト発で本も出ている。読者とのコミュニケーションを根強く続けてコンテンツにしてしまうといういい例だと思います。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
わけわからんままはいったら へんな言葉でてきてよめねーぞ。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
英語版に入っちゃったんじゃないですか? 世界的作家は違いますね。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
多言語で情報発信できることは、実力というかのひとつの目安とうけとっていいんでしょうか。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
破滅派も方言別でやりてーなぁ。俺は捨てられてたからわからねーが。出身地とか方言とか。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
あ、捨て子だったんだ……。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
ともかくばななの目をなんとかしたい。あとは、このばななのQ&amp;Aって。入れ墨してるらしいじゃねーか。気合はいってるな。もんもんいれてたのかコイツ。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
<a href="http://dir.yahoo.co.jp/Arts/Humanities/Literature/Literary_Fiction/Authors/">ヤフージャパンのカテゴリ</a>を見ると、ひとりの作家に複数の関連ページがある場合が見受けられますね。その数が人気度のひとつの目安なのかも。ただ作家本人が運営するページに人が集まって、読者間のコミュニケーション機能もよくはたしている場合もあるでしょうね。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
ぱるおオフィシャルの関連ページはどこにあるんだ。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
作りますか? でも、ぱるおさん更新しないでしょ。更新してないページはすぐに廃れますよ。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
炭焼職人でもつくれんのかコレ。</p>
<div id="attachment_835" class="wp-caption alignright" style="width: 170px"><img class="size-full wp-image-835" title="インベーダーの戦闘機ってたしかこんなのでしたよね" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/04/teidan_invader.jpg" alt="インベーダーの戦闘機ってたしかこんなのでしたよね" width="160" height="160" /><p class="wp-caption-text">インベーダーの戦闘機ってたしかこんなのでしたよね</p></div>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
人の話をちゃんと聞けばね（笑）。<a href="http://www.asahi-net.or.jp/~DP9M-MT/">三田誠広</a>さんとか手作りですよ。このチープ感は手作りだからこそですよ。インベーダーゲームみたいだ。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
うわぁ。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
「作家本人による」と書いてありますねたしかに。文字が流れてます……工夫されたんでしょうか。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
すげーな。 こんなことできんのか。久夛良木健流に「どうです。すごい時代になったでしょう！」と叫びたいところだ。小説のギミックとして採用してもらいたい。流しそーめんみたいな小説で拾い読みすらできないみたいな。で、左上のあれ、なんて書いてあんの。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
「WELCOME!」というトップの字がスピード感あふれていてよいですね。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
まあ、「書く」という作業を人任せにしないという点では、ある意味正道をいってるね。ぼくはこういう心意気好きですよ。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
WELCOME! なんか早いな。風俗店の電光広告みてーじゃねーか。「WELCOME!」なんかやめて「早朝サービス有 生尺OK」にしよう。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
ぱるおさんみたいな人にはその方がいいじゃないですか。愛読書も『ＭＡＮＺＯＫＵ！！』とかだし。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
デザインは外注されるのもひとつの手ですね。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
俺としては三田センセの「亡き愛犬リュウノスケの肖像」 についてこってり語りたい気分だが。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
特別の思い入れがあったんでしょう。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
2002年に没されたのか。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
まさに「ホームページ」という雰囲気で、web草創期の香り高い逸品ですね。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
その方がいいのかも。だって、文章になる程度の「おもしろい」近況はエッセー・対談である程度わかるじゃん。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
おれもこれくらいん時に死んでりゃよかったな。「亡き炭焼 ぱるおの肖像」とか頼む。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
愛惜される作家になってください。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
まずは身近なアイテムを出してきゃいーわけだな 聖子プロマイドとか。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
そんな感覚ですね。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
そうすると、聖子ファンとか別口で迷い込む人がいるかも。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
リュウノスケ。俺よりいいメシくってたんだろな。なんかはらたってきたぞ。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
そんなことない、同じくらいですよ（笑）。</p>
<p><em>編集部</em><br />
新たなファンを囲い込むという視点で見ると、良く出来てるのはどれでしょう？</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
よしもとばななさん、輝さんですかね。立派なサイトもありますが、文芸誌のきらびやかな、あるいはややいかめしいイメージとはうってかわって、個々の作家のウェブサイトを覗くと、妙に手作り感溢れるものがけっこう見受けられますね。自営業者としての作家の悲哀がサイトのディテールに感じられる気がして、なんだかリアルです……。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
おれとして団先生だな 。メディアの取り込みはエロからなわけで、破滅派にも18禁コンテンツが欲しい。個人的には高橋君に脱いでもらいたい。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
作家としてはこれからwebも本業に関係のあるひとつの媒体とみなして、ある程度作りこんでおかないと、脇が甘く見えてしまうということも出てくると思います。webにまつわるもろもろのことが面倒になってくると、オフィシャルサイトを一切持たないというのも一つの判断なのでしょうか。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
その点、村上春樹氏は上手いのだね。固定したオフィシャルはない。チカラの入った新刊間近になると単発的にサイト立ち上げる。あるいは最初から読者とのコミュニケーションを眼目として、後々販売できるコンテンツのベースを用意する。この辺りはばなな的といっていいのかね。Web版「村上朝日堂」シリーズや「少年カフカ」は一例だな。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
おお、春樹に関してだけ正確な知識を持ってるぱるおさんっていうのも、気持ち悪いな（笑）。ぼくは手作り感という観点から、三田先生を押すよ。これは「書く」という作業の原点だからね。</p>
<p><em>編集部</em><br />
で、結局どれが偏差値高いのでしょうか？</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
デザイン的には辻仁成さん、コミュニケーションスキル的にはばななさん。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
リュウノスケ的には三田さん。</p>
<div id="attachment_836" class="wp-caption alignleft" style="width: 170px"><img class="size-full wp-image-836" title="三田先生を見習って載せてみました。かわいいでしょ（高橋談）" src="http://hametuha.com/syoko/wp-content/uploads/2007/04/teidan_cat.jpg" alt="三田先生を見習って載せてみました。かわいいでしょ（高橋談）" width="160" height="162" /><p class="wp-caption-text">三田先生を見習って載せてみました。かわいいでしょ（高橋談）</p></div>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
そら、飼い犬なんだから（笑）。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
パソコンを自分のプロマイドで固まらせる破壊者、立松和平先生も捨てがたいが。それが俺の結論。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
なんか結論がまとまらないのは、作家という既存メディアの住人がウェブで発信する意味がよくわかんないからだろうか。ウェブオンリーでいったら、帝王は<a href="http://www.zavn.net/index_p.php">ＹＯＳＨＩ</a>だからね。</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
有限会社ザブン。銭湯みたいだ。さすがにちゃんと作ってあるのかね。「鬼才Yoshiが4年ぶりの沈黙を破った…」「もっと、生きたい…」伊藤美咲さんは「感動して、ありえないくらいの涙を流しました」そうな。俺はこの言葉だけでありえないくらいのうんこをもらせそうだ。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
ケータイ小説の話は今回出ませんでしたが、プロ・アマ問わず、作品発表の場としてのインターネット利用には携帯サイトが大きな力を持ってきていると思います。それとは逆に、PC版のオフィシャルサイトを持つ文芸誌ベースの作家は、類型的なインターネットの使い方をする場合が多いようにも見受けられます。<br />
名刺代わりに著作リスト、プロフィールを載せ、あとは近況報告といったように。<br />
紙媒体の文芸誌ベースで仕事をする作家がネットに積極的な意味を見出しているのかどうか、疑問に思うこともあります。<br />
ブログや日記の更新が止まっていて、サイトの運営を途中で放棄したのが明白な場合が、少なからず見られます。そうなってしまうと、うらぶれ感が高まり、ウェブサイトを持っていること自体が読者にマイナスイメージを与える原因になりはしないでしょうか。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
そういう意味じゃ、亡くなった飼い犬の写真を載せた三田先生の暴挙は正しいわけだな。それ以外の人は並みの偏差値５０ということで。破滅派は６５ぐらいを目指そう。</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
たんなる名刺、あるいは作品置き場としてではなくweb発のなにかがもっと文芸とむすびくことを願いつつ。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
前号に引き続き、宣言的なもので終わるわけだね? よし、がんばろう！ で、ぱるおさんはこのあとなんか用事あるんですか？</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
用事というものも久しぶりに きかれたが、どうするかな。リュウノスケでもみながら考えてみよう。なんだか鼎談の最中に泣けてすまない (退出)。</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
といいつつ、エロサイトに接続するぱるおであった。完（笑）。</p>
<p><em>編集部</em>あの、そろそろ出ますけど……</p>
<p><strong>貯畜</strong><br />
はい</p>
<p><strong>ぱるお</strong><br />
へい</p>
<p><strong>高橋文樹</strong><br />
ありがとうございました。マンガ喫茶もいい迷惑でしたね（笑）。</p>
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	</item>
		<item>
		<title>ルサンチマン鼎談「青山七恵に嫉妬する」</title>
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		<pubDate>Fri, 02 Mar 2007 13:07:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>破滅派編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[対談など]]></category>
		<category><![CDATA[文壇事情]]></category>
		<category><![CDATA[純文学]]></category>

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		<description><![CDATA[たまたまターゲットにされた芥川賞作家。これといった恨みはないが、なにせタイトルが「ルサンチマン鼎談」ですから。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="flash_paper" class="flash">
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